締切直前になって解答が多数襲来(^^;。みなさまのご協力に感謝です。
第1問 negitarou

正解 13角成、同玉、14香まで3手詰
13香では21玉と逃げられる。そこで玉を引きつける13角成。
23歩ではなく23圭の配置は最終手を限定させようという配慮ですね。
空貴人 鋭い角の成捨て
シナトラ 紛れを用意したい。
占魚亭 角を捨てて玉を呼ぶ。
松崎一郎 すぐに目が角に行く。
springs 玉を呼び込む成り捨て。
ぎょうざパン シンプルな形ですがきれいな詰手順ですね。
まつきち 初手のインパクトを増やすため飛距離を伸ばす手はある。
35角→79角ですか。
スサヒドーパーアライ トップバッターにこのような普通の(?)作品が入っていると安心します
かような催しには絶対に必要な作品でした。
第2問 スサヒドーパーアライ -1-

正解 33金、同桂、21馬まで3手詰
33を埋めてから21馬で玉を斜めに串刺し。作意以外は駒余りになるように調整されています。
松崎一郎 焦点の金捨て。
negitarou 3三への逃げ道を封鎖。
空貴人 焦点に金を打ち込む感触
占魚亭 焦点に打って退路封鎖。
springs 同金の変化を用意した配置。
まつきち 同金でも21馬なので取らず感は薄い。
有吉弘敏 33に複数の玉方の駒の効きがあるなかでの応手限定は良いですね。
シナトラ 取らず手筋が作者の作品群の共通テーマか。本作は退路封鎖という基本パターン。
流石鋭いですね! 作者も狙いを看破してもらえて嬉しいと思います。
作者 はじめて投稿募集に参加させていただきます。今回は 「取らず手筋」 をテーマに連作してみました。加えて、それぞれの図に異なる狙いを持たせるよう試みました。第1~5番まで意図を持って並べておりますので、大変お手数ですが、可能であればこの投稿用紙の掲載順のまま出題いただけますと幸いです。
作品順は駒数順を一部変更し、連作であることが伝わるように番号をつけて出題させていただきました。
第3問 スサヒドーパーアライ -2-

正解 23桂成、15銀、26桂まで3手詰
26銀といきなりパクる方はいないでしょう。とすると初手は23桂成しか見当たらないが、狙いは2手目にありました。
negitarou 銀の移動合!
新井大輔 ひらりとかわす15銀。
空貴人 簡素な形に移動合いの応手
ぎょうざパン 駒余りを防ぐ銀引きが味良い。
占魚亭 ピンメイト。移動合がいい味。
springs 取られないための基本の移動合。
有吉弘敏 2手目うまく移動合が入っています。
松崎一郎 三種盛(開王手、移動合、吊るし桂)。
まつきち 駒余らずにするための移動合は妙手感が乏しい。
稲月健一 2手目と3手目がどちらも、直前に相手の駒があった地点への着手になっている。
齋藤光寿 どんどん跡地へ向かう駒。
作者 駒余りを防ぐための移動合。初手に16香を打つ手順で作り始めたが、ロケットえんぴつのような雰囲気が面白いと思いこの配置を採用した。
シナトラ これも取らず手筋で駒余り回避の移動合になっているが、この形は類似作が多い。
「取らず」となっているので攻方の手筋という印象を持っていたのですが、そうでもないのですね。
第4問 springs

正解 34角、\(\cases{
同玉、23飛成\\13玉、23角成\\}\) まで3手詰
13飛車がとられそうなので、初手は14角か34角の二択。なぜか14角に手が伸びてしまう。
松崎一郎 大駒の小走り。
negitarou 2五合駒は無駄合。
有吉弘敏 2手目25合は変長かなあ…。
同香でも無駄合ですが、23角成で変同。
空貴人 角の動きに不利感あり
まつきち 34角は柔らかい。不思議な感触。
新井大輔 さりげなくそっと動く角の初手が良いです。
シナトラ 先に14角を考えてしまったので成功している。ラインが切れるという意味付けもgood。
占魚亭 取られる駒の違いで23地点に成る駒が変化。2解のお手本のような作品。
作者の狙いである Zilahi に触れた短評は占魚亭さんのみでした。34角の味が良すぎた所為だと分析します。
第5問 negitarou

正解 36角、同玉、26金まで3手詰
初手に対する応手が4つ。それぞれ金打ちまでの1手詰ですが金の打ち場所がすべて異なるのが粋で星をゲット。★
松崎一郎 視界(4解)良し。
まつきち 36角は味の良い短打。
新井大輔 大海にさそうような初手。
有吉弘敏 初手は切れ味を感じます。
稲月健一 シンプルながらも効果的な初手。
springs 3方向の角打ち全部考えました。
空貴人 16角からどうなるか試したくなる
ぎょうざパン 焦点への角捨て、詰将棋の基本ですね
シナトラ 金打4パターンで、変化を活かした作図。
hiro 2手目に対応して金の打ち場所が変わるのですね。
占魚亭 初手短打がポイント。取っても逃げても金打ちまで。
第6問 スサヒドーパーアライ -3-

正解 53飛成、14桂、22桂成まで3手詰
初手から22桂成とすれば桂馬も入手できるのですが、14桂と逃がしてから22桂成とする味をみてくださいという作品。34桂は42を押さえている印象が強いのが惜しいけど、しっかり星をゲットしました。★
松崎一郎 王も戦駒。
空貴人 飛の限定移動
negitarou 初手・不成は不詰。
占魚亭 飛の成り場所がポイント。
小林敏樹 11王配置なのはなるほど。
まつきち 取らず手筋風の作品、流行ですか?
シナトラ 最も自然な手を指している印象がある。
有吉弘敏 双玉までしなくてもという気はします。
新井大輔 限定移動の初手、攻め駒が効率良くしとめる。
springs 跡地に着手しているのですね。ここで気が付きました。初手22桂成が詰まないのはちょっとだけびっくり。
22桂成、42玉、54桂、52玉、25角、43歩で41香配置の意味が判明する仕組みでした。41桂でも良さそうですがそれでは作意の最終手が非限定になってしまいます。
第7問 スサヒドーパーアライ -4-

正解 43銀不成、同香、41角成まで3手詰
74角を活用することに思いを馳せれば52銀が邪魔駒であることに気付く。そこで43銀成と捨てても23玉と逃亡されて失敗。23玉に対して34金を用意した43銀不成(生)が正解でした。★
小林敏樹 いい感触ですね。
松崎一郎 車動いて馬座る。
まつきち 初手不成に味あり。
占魚亭 23玉に備えて成らない。
negitarou 銀不成が好手だと思います。
有吉弘敏 初手は一瞬不利感があります。
springs 初手41角成の紛れがない分、初手の生限定に工夫がある。
空貴人 23玉の変化に備えた銀不成は玄妙。簡素な形にバランスよく仕上げられた作品
シナトラ 初形で41角成とは行けないので他の作とは別タイプと言えるか?初手の味はこれが一番良い。
第8問 風みどり

正解 23銀不成、25玉、34龍まで3手詰
捨駒なし、妙手なしの詰将棋。
松崎一郎 銀生で両王手。
springs 飛車を見捨てる。
negitarou 角のラインを遮る。
空貴人 銀不成で足場を用意
占魚亭 3筋への逃走を防ぐために成らない。
まつきち 連作シリーズその1は両王手から34龍。
ぎょうざパン ちょっとの違いで詰手順が変わる、面白い一連の作ですね
シナトラ 最も直観的な両王手なので単体では面白くないが、6作シリーズの1作目としてまずはシンプルに実現。
新井大輔 龍と銀のバッテリーで豊富なバリエーションの作品群。開く位置、成生の使い分けで作図の勉強になります。
第9問 風みどり

正解 33銀不成、64角、24銀成まで3手詰
前局と似た構図。風みどりの6作も連作でした。決して「焼き直し|水増し」とは言ってはいけません。★
松崎一郎 銀生で開王手。
空貴人 桂が良いところに
negitarou 角のラインを遮る。
占魚亭 64角の変化のために成らない。
まつきち その2は33銀不成の開き王手。
シナトラ 23銀成では角のラインが通ったまま。
springs 初手23銀成の紛れがあるのがいいですね。
稲月健一 駒数少なく、24銀成/龍の場合分けを実現。
第10問 springs

正解 16飛、27玉、37香まで3手詰
初手19飛では18歩合、同飛、27玉という逃れがあります。また3手目36香では38歩合、同馬、36玉という逃れがあります。作意表面には現われない紛れが主題の作品でした。★★★★
松崎一郎 馬車でお迎え。
有吉弘敏 短く短くという感じ
占魚亭 1マス移動の味良し。
新井大輔 じっと一マスの香移動。
negitarou 3八合駒に備えて一工夫。
まつきち 後ろからの初手が面白い。
ぎょうざパン 一つだけ浮く38香が良い感触。
スサヒドーパーアライ 小さく一歩出る3手目が味わい深い
hiro 上から打つことが判明して謎が氷解。
シナトラ 3手目の限定移動は初手との関連性が薄い。
空貴人 合利かずを成立させるための香の限定移動にしびれた
※続きはまた明日!
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第4問全く割り切れていますね。
作者には、大変申し訳なく、失礼いたしました。
とんでもございません。コメントいただきありがとうございます。
コメント失礼します。お忙しいところすみません。
7/21に三手詰祭の解答応募し、解答受付の自動返信メールを受領しましたが、ボツになったのでしょうか?。
松崎様
いつも解答ありがとうございます。
今回も解答はいただいていますがおかしいですね。
これからちょっと出かけますので、帰ったら調べてみます。
暫くお待ちください。
松崎さんの1番~12番に対する短評がどうも編集作業中に消えてしまったようです。
申し訳ありません。
これから復旧作業にはいります。
復旧作業おわりました!
作品は余詰・同一作なければ基本没にはなりません。
短評は理由がなければ基本没にはなりません。
「あれおかしいな?」と思われた方は私のミスの可能性が高いので遠慮なくお問い合わせください。
お忙しい中、ご対応頂きありがとうございました。