続きです! 最終回。
第31問 springs

正解 76角、\(\cases{
56飛\\56桂右\\56桂左\\}\) 、46馬まで3手詰
初手は65に利かせて76角とするのが第一感です。59銀なら45馬で駒余り。本作も「駒が余らない応手を探す」タイプの問題でした。
そして作者の狙いは—
作者 異なる3種の方法による駒余り回避の合駒。
3通りの異なる意味付けの対応をするにも拘わらず、最終手は同じという狙いでした。
すなわち45馬を回避するために56飛は36馬を六段目にピンする狙い。56桂右は64に逃路を作る狙い。56桂左は45とに紐をつける狙い。
果たして解答者に伝わるかどうか。星が得られなかったということは伝わらなかった可能性が高いですね。何かしらタイトルをつけて誘導するべきだったかもしれません。
松崎一郎 先に遁路を抑える。
negitarou 5四・6五には逃がさない!
占魚亭 じっと馬を寄ってWピンメイト。
有吉弘敏 作意はどちらの桂跳ねなのだろう。
まつきち 桂移動合の抵抗にも馬寄りがピッタリの詰み。
空貴人 桂の利きに角を動かす不利感のある初手に好印象。24の香がどのように働くかは読み解けず
シナトラ 2手目が3パターンの駒余り回避で、しかも同地点着手になっている。極めて珍しいアイデアで、意欲作として評価されるべき。
第32問 シナトラ

正解 53香成、\(\cases{
35玉、57角\\
56桂、66角\\
89龍、86角\\
89桂成、97角\\}\) まで3手詰
初手がこれしかないという場合は2手目のヴァリエーションを楽しむ作品と考えれば良さそうですね。このままでは75角を開いても55合で止められるので初手は53香成。応手が4通りあるので、それぞれ75角をどこに動かせば良いかを考えることを楽しむ作品です。★
まつきち ここから数問が胸突き八丁(笑)初手が凡手に見えるが97桂の動いた空き地に移動するのは味が良い。
松崎一郎 角が主役の4解。
有吉弘敏 最終形が少し新鮮
negitarou 角をどこに開くか?
占魚亭 ピンメイトと開き王手。どちらも良い。
空貴人 作意手順は53香成に89桂成と思われるが、35玉に57角の流れもよかった
springs 駒余りを防ぐ4通りの応手に相異なる角移動。なんか第31問は取り下げたくなってきました笑
作者 4変化の角版。初手の設定に苦労した上に、56桂移動合の変化もそれ以外の変化と等位だと受け取り辛いところがあって失敗作。結果的に、角の4箇所移動を実現した第6回三手詰祭第38問と同じような作りになってしまった。
第33問 シナトラ

正解 54飛、\(\cases{
同と上、65飛\\
同香、55飛\\
同と寄、45飛\\
同馬、35飛\\}\) まで3手詰
57飛が邪魔駒なのは一目です。87飛では同馬とされ31香と51香の利きが通ってしまいます。そこで初手は54飛とこちらに捨てます。合駒は25飛で駒余り。4通りの取り方にそれぞれ4通りの飛車の行き先が決まります。★★
占魚亭 飛の盾4種。
松崎一郎 飛んで槍の盾になる(4解)。
negitarou 四本の香車の防御に、飛車で対抗。
有吉弘敏 解答は一番遠い場所を選びました。
springs 香が利く列を塞ぐ。なんか可愛らしいですね。
齋藤光寿 25歩の存在でキチンと4択になってるのもうまい。
小林敏樹 一路右に寄せて、83玉には85飛、とできなかった?
新井大輔 何故香車4本と思ったら、そういうことでしたか!焦点の捨駒によるライン開閉のしくみが旨いなぁ。
空貴人 不思議な香の配置には注意が必要。それは、今年の詰将棋解答選手権初級戦⑤で教わった教訓であります
まつきち 54飛が左右対称で54香と打つ古作物の味。同香なら55飛、同となら65や45飛、同馬なら35飛と、良く出来ている。
スサヒドーパーアライ これ一番好きです。平行線公準を思い浮かべました。4本の平行する効きを消そうと思ったら4個の点を打たなければいけない
作者 4変化の飛版。この作品は小林敏樹さん宅にて、敏樹さん、井上徹也さん、私の3人で深夜3時くらいまで唸りながら作った思い入れのある作品です。おふたりには改めて感謝申し上げます。良いのは初手87飛というテーマ的な紛れが付いた点、難点は2手目74という嫌がらせみたいな移動合。
65飛が被ってしまうということですね。
第34問 シナトラ Full Color Palette

正解 45金、\(\cases{
同銀、53と\\
43玉、33香成\\
63玉、62桂成\\
同玉、36角\\
65玉、75龍\\}\) まで3手詰
タイトルがついている作品は「狙いを読取れ」という作品なのかもしれません。さて解答者の皆さんの読み取りはいかに。★★
negitarou 二手目の応手は5通り
有吉弘敏 作意はどれなんだろう。
まつきち 6種類の応手に6種類の詰め手が狙いですか。この手の作品もいくつか登場。一手のインパクトとはまた違った面白さか。
空貴人 51の香は、52の桂を刺激しなければ大丈夫。タイトルの意味は解読できなかったが、フルカラーパレットのHello & Good Byeというさわやかな曲に出会うことができた
小林敏樹 命名の意味が分からないので楽しみに。
松崎一郎 詰めの手順に全種(玉飛角金銀桂香歩)在り。
springs 成生を区別しない8種全種類の駒が動く。楽しいアイデア。
占魚亭 8種駒(玉飛角金銀桂香歩)の着手が入った3手詰は史上初?
作者 3手詰で7色着手をやってみました。と金使用の時点で反則という指摘だけはご勘弁。一応スターフライト。
スターフライトとは図のように玉の応手が「X」になることだそうです。
第35問 ひまかじま

正解 61香成、\(\cases{
76香、47馬\\
56歩、37角成\\
46歩、72馬\\
46銀、32龍\\}\) まで3手詰
1,2筋の配置は合駒を枯らせる目的でしょう。玉方の持駒は歩しかなく、3筋~7筋は二歩なので結局「合駒が打てない局面」です。ではどうやっても詰みそうですが、81香が遠く89王を睨んでいるので注意が必要。紛れを順に見ていきましょう。
65香は76香、同飛、46歩で72馬ができないので失敗します。
64香は56歩、同飛、46歩でやはり72馬ができないので失敗します。
63香成は46歩で72馬が王手になりません。
62香成は46銀で32龍とまわれません。
かくして初手は61香成と決まります。
でもまだまだ応手もたくさん三手詰なのになんというボリューム感でしょう。★★★★★
有吉弘敏 合駒制限はやむなしか。
松崎一郎 必殺!61香成。
negitarou 8一の香車が予想外に邪魔。
springs すべての移動合に対応する最遠移動。
新井大輔 応手をしっかり読まないと初手が指せませんね。
森田正 龍と角と馬の筋を遮らない唯一の香の移動場所が61。
稲月健一 一番邪魔にならないところを探して、結果的には最遠移動。
占魚亭 83馬・91角・92龍で詰ますことを見据えた最遠移動。上手い。
小林敏樹 攻駒のラインの邪魔をしない1/5。昔若島さんがやったTTTでこんなのがあったけど、あれは1/5ではなかったと思う。
(追記)2025.8.3
小林さんの短評で触れた作品は下図。

太田慎一 Problem Paradiseブログ 2010.02.04
Judgeである小林さんの選評は以下の通りでした。(クリックで拡大されます)

小林さんは太田作を\(\displaystyle\frac13\)として、ひまかじま作を\(\displaystyle\frac15\)に進化させたというわけです。でも太田作は\(\displaystyle\frac1{10}\)と言ってもいいんじゃないかなぁ。成生非限定は痛いけれども。
まつきち 61香成。 46銀は32龍。46歩は72馬。76香は47馬。56歩は37角成。これで合っているか?76香や56歩という紛れが面白い。
シナトラ 香の移動先5択問題は3手詰では前例がないのかもしれない。83馬をピンしてから46歩と移動合する仕組みが成立のカギか。さすがに6択は不可能?
空貴人 二歩禁を利用した、創作意欲を感じる作品。44桂の配置に何か意図を感じる(16桂でもよさそうだが…)。ぼんやり見ていると、何かの形(地図?)に見えないこともない
第36問 シナトラ

正解 21角、\(\cases{
45玉、81角\\
53玉、97角\\
64玉、31角\\}\) まで3手詰
まで3手詰
本作も合駒が枯れている問題。持駒から考えて角を二枚打てばいいだけなのですが目がチカチカします。
6筋~7筋方面に逃げられると厄介そうです。84金もブラですから。そこで初手81角や18角は64もしくは65玉で絶望のようなので初手は21角か98角に絞られます。応手は45玉、53玉、64玉の3通り。それぞれ81角、97角、31角で詰んでいそうです。もう一度吟味すると初手98角には87桂成という手があり、同角、53玉でこんどは97角が打てなくなっています。
また21角、45玉の変化で12角打には23銀、18角には27歩成といった紛れも用意されており、作り込まれた遊園地のような作品でした。一杯遊べること間違いなしです。★
小林敏樹 4択問題。目が回る。締め切りの関係で時間がないのでスルーします。
占魚亭 最遠打2発。
松崎一郎 暗算で解けぬ!8解!?。
有吉弘敏 この考え方は面白いと思いました。
springs くらくらする(1+3)種類の角最遠打。初手98角と3手目12角打に対する移動合もよい。
空貴人 2枚の角で詰上げる。歩以外の駒がすべて盤上にあり、いずれも何らかの意味があり眺めていて楽しい。本作のタイトルが、Full Color Paletteだったり、と感じたり
作者 敏樹さんに「あなたの作品で合駒を枯らしてまで作ったというのは無いね」と言われたのがやけに印象に残っていて作ったものです。ネタとして馬屋原さんの傑作1手詰を3手に拡張したイメージで、変化紛れを総合すると8種類の角遠打が出てきます。初手98角の紛れで87桂成の移動合が飛び出すのも3手詰ならではの主張です。
新井大輔 馬屋原さんの1手詰を思わせるテイスト。時間が掛かりました。
まつきち 21角、53玉、97角。98角は87桂成、18角は27歩成、81角は65玉で詰まない。これで合っているか?合駒が効かない初形。こういうのを投影されると駒を数えている間に誰かが答えるんですよね。
投影というのは全国大会のアトラクションの話でしょう。全員参加の早解き競技でプロジェクタで大画面に問題が投影されます。新井さんの短評にある馬屋原作もそうでした。
第37問 小林看空

正解 21飛、同玉、33桂不成まで3手詰
せっかく投稿いただいたのに、宣伝メールと一緒にごみ箱に捨ててしまっていたようでした。歳とってつまらないミスが増えました。申し訳ありません。本来だったら駒数順に並べていたのですが、最後にまとめての出題となりました。
11角の利きが気になるところでわざと逆王手をしろと迫る21飛。同玉に33桂不成が決まります。昔からある両王手の筋を双玉にして蘇らせました。
松崎一郎 パット閃く。
springs 一瞬のスリル。
negitarou 逆王手を防ぎつつ、両王手!
ぎょうざパン 両王手の詰上がりが気持ち良い。
まつきち 逆王手をかけさせる作品が目立つ?
占魚亭 桂跳ねで仕留めるために逆王手を甘受。
シナトラ 逆王手になるのはあまり見ないが、この収束自体に味がしない。
空貴人 何の変哲もない3手詰め作品だが、それ故に、逆王手の生じる一瞬はヒヤリとする。少しだけ涼を感じました
第38問 小林看空

正解 43龍、23歩、33龍上まで3手詰
46龍が邪魔なので43龍はまずやってみたい手です。同歩は33龍でも24龍でも詰むし15桂の意味がないので23歩の移動合ですが、33龍までで詰み。最終手余詰は許容するというルールですが32龍でも詰むのは少し味悪です。あれ? そもそも15桂は不要ではありませんか?
松崎一郎 昇り竜。
空貴人 龍を縦横に動かす
占魚亭 どちらの龍を先に捨てるか。
有吉弘敏 最終形が、あまり見ない形。
springs 龍が余分なので1枚捨てる。
まつきち 43龍、23歩、33龍上が作意なら最終手がちょっと面白い。
negitarou 2三の地点をめぐる攻防玉方・2二の駒は「香車」に変えたいと思いました。(香車の利きを桂or角が遮るという意味付け)
シナトラ このハーフバッテリー形で35龍から捨てるのは明確に損なので、比較としては弱い。2手目も同歩では最終手が非限定というか余詰になるし、作意がイマイチ判然としない作品。
第39問 小林看空

正解34龍、同玉、33角成まで3手詰
駒数があふれかえった作品のあとにスッキリとしたデザートが喜ばれたようです。変化ゼロ、紛れもほぼゼロの作品が星を3つもゲットしました。★★★
松崎一郎 危地に誘う。
negitarou 龍捨てが爽快。
森田正 可愛らしい小品。
占魚亭 危険地帯へ誘導。
springs シンプルな表現。
ぎょうざパン 34龍捨てが上手い手ですね。
空貴人 龍を軽く捨てて、玉を三角形に閉じ込める感じ
新井大輔 一番残しそうな駒を最初に捨てる手が見えにくい。
シナトラ 変化ゼロの3手詰で新作にするのは相当難しいと思う。
稲月健一 3手詰って、一周回って結局はこういうのが一番好きです。
まつきち こういう作品がところどころにあると一服できて嬉しい(笑)
スサヒドーパーアライ シンプルで好きです。初手33角成を先に考えてしまいました
第40問 小林看空

正解 54玉、44歩、43桂成まで3手詰
46香、56香、65桂とエサがばらまかれています。いずれも毒饅頭で食べると逆王手で失敗します。どれも取らずにそっと35桂をアンピンするのが正解。わざと逆王手を貰いに行くという演出も効いています。★★
松崎一郎 虎穴に入る。
有吉弘敏 少しヒヤッとしますね。
ぎょうざパン 危険地帯へ近づく初手が面白いです。
齋藤光寿 味が良すぎる44歩を指させてあげる。
新井大輔 全て王手の双玉らしい手順が好みです。
占魚亭 王をピンする駒を変えて桂成(両王手)を実現。
springs 43に利かしに行くが、たまたま横に利く合駒がない。
negitarou 「飛車」と「金」が切れているから、危険地帯に飛び込める!
まつきち 逆王手のラインに飛び込み逆王手をかけさせて返し技で決める。
シナトラ 6択問題で、駒も取れないし逆王手も喰うところに限定移動するのはオシャレ。金枯らしの欠点はあるものの好作だと思う。
空貴人 双玉形の良さが生かされていると感じます。『落ちているからといって、欲を出して、自分のものにはしてはいけません』という教訓も感じる作品
12金を46に置いたらどうかと考えました。45玉の紛れが消えるからダメですかねぇ。次のような意見も。
小林敏樹 顔面で受けに行く感じがいいです。王が駒を取る手は(本当は有利だけど)詰将棋では「ない手」なので、守駒の桂香は置かない方が良いのでは?
第41問 小林看空

正解 38馬、75桂、26歩まで3手詰
65馬を何処に動かすか十六択。といっても実際には47馬と38馬の二択だろう。36飛に紐をつけるのは18角のお仕事とする38馬が正解。ところで28香は不要駒ではないですか?★★★
松崎一郎 待ち伏せする馬。
springs 価値の高い歩突き。
新井大輔 最後の歩突きで一石二鳥。
森田正 38馬~26歩が爽快な手順。
negitarou 歩突きの詰上がりが渋いですね。
池田隆 これが一番だったかな。旨く作るもの
占魚亭 突歩詰。歩頭に移動する初手が良いですね。
小林敏樹 角2枚のラインを開く最終手はとても面白い。
空貴人 歩頭に馬を動かす激しい手に続いて、静かに歩を突く流れの対比が味わい深い
まつきち 38馬が最終手の味良い突き歩詰を見た好手。昔々幼稚園担当時代に看空さんの作品を半期優秀賞に選んだことを思い出しました。
シナトラ 47馬とバッテリーを組むような筋は紛れとして機能してこない(それが作意なら39香や18角は無駄な配置になってしまうから)。もう少し作意をカモフラージュするような方法はないものか。
総評
有吉弘敏 ありがとうございました。楽しめました。
齋藤光寿 短い手数の中、いろいろな妙味ある問題揃いで楽しめました。
シナトラ はじめて解答しました。挑戦的な作がいくつかあって楽しめました。
negitarou 配置駒が多い問題は、暗算では解きにくかったです。
森田正 全41問、楽しませて頂きました。出題してくださった作者の方々に感謝です。
ぎょうざパン 玉方の応手(2手目)が難しい問題が多く、タイムトライアルは断念しました…。
占魚亭 今回も楽しく解図しました。第10回や第3回五手詰祭の開催を楽しみに待ちます。
松崎一郎 おおいに楽しめました。ありがとうございました。たかが三手、されど三手ですね。
空貴人 実は、作品の締め切りを7月15日と勘違いしており、第10回の開催の折には、投稿したいと考えております。
hiro 時間切れとなり申し訳ありません。第10回は過去開催の復習と着手の早期化により、満足できる解答を送れるように努めます。
新井大輔 初めて解答お送りします。解図力ありませんが、3手詰ということで食指が動きました。3手なのに工夫を凝らした作品が沢山あり、楽しめました。
まつきち 風みどりさん、作者、解答者、皆さんありがとうございました。結果発表、大変楽しく読ませていただきました。
1題(多分)間違えてしまいましたが、作者の狙いに気付かなかった作品もいくつかありました(汗)。
解いて爽快な作品だけでなく、解説で深い意味を知ってあらためて評価し直す作品が多かったようです。
超短編といえども解けば終わりではなく、よりよい鑑賞に繋がる場(解説や多様な視点での短評など)がこれからも提供されることを望みます。
当選者発表
厳選なる抽選の結果、豪華賞品は中村丈志さんに、粗品はシナトラさんにおくります。おめでとうございます。
中村さん、シナトラさんは日本郵便メールが届く住所をメールもしくはDMにてお知らせください。
それではまた半年後くらいに第10回三手詰祭でお会いしましょう!
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風みどり様、たくさんの解説お疲れ様でした。第10回の三手詰祭も楽しみにしています。(第3回の五手詰もあれば参加します。)
ありがとうございます。短い解説ですが、みなさんの想像している以上の時間をかけている自信があります(^^;
今回の第26問は星を集めましたね。おめでとうございます。
ありがとうございます。
第26問は初期案では不詰でした(何日か寝かしていて助かりました)。45歩合とされても龍で取れないんです。
結果、試行錯誤したことが、推敲に繋がった気がします。
最近、スマホ詰パラ2に投稿を始めました。よろしければご覧ください。
m(_ _)m
総評を書き忘れました(汗)
風みどりさん、作者、解答者、皆さんありがとうございました。結果発表、大変楽しく読ませていただきました。
1題(多分)間違えてしまいましたが、作者の狙いに気付かなかった作品もいくつかありました(汗)。
解いて爽快な作品だけでなく、解説で深い意味を知ってあらためて評価し直す作品が多かったようです。
超短編といえども解けば終わりではなく、よりよい鑑賞に繋がる場(解説や多様な視点での短評など)がこれからも提供されることを望みます。
コメントはなかなか読まれないので、本文に転記させていただきました。
やはり「短評」は解答者にとっては怖い意味もありますが、書いて成長する要素はありますよね。
作者にとっても狙いが伝わらなかったという事実は、狙いが独りよがりなのか、まだ一般化していない所為なのか、それとも表現が悪かったのか…と反省する機会になると思います。
短評は難しいですね、何か良いコメントをと考えるのですが、当たりさわりの無い(薄い)コメントをしてしまいます・・
(自作に対する短評でなくても、)他の方の短評を読んで勉強になることも多いです。
正直なんの感動もしなかった作品については短評を考える方が時間がかかります。(でも、考えているうちに見えていなかった作者の狙いに気付くこともあります)
解答募集要項で「気に入った作品には短評を」としていますが、それでも毎回全作品に短評を寄せてくださる方もいらして頭が下がります。
全ての作品に短評を書いていただける方はありがたいです。
投稿者としては、自作に何がしかの感想をいただける訳で、勉強にもなりますし、モチベーションの維持(向上)にも繋がります。