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本日のスタートは次図。
どうやって22玉の形に持っていき、88銀を入手するかが課題でした。

まずは今までと同様に成桂を作りましょう。
86馬、21玉、76馬、31玉、
75馬、21玉、65馬、31玉、
64馬、21玉、54馬、31玉、
43桂、

同銀と取られないように、54馬まで近付くことが必要でした。
21玉、51桂成、31玉、

これで51成桂ができましたので、次は88銀に狙いをつけて馬を遠ざけます。
64馬、21玉、65馬、31玉、
75馬、21玉、76馬、31玉、
86馬、21玉、87馬、31玉、

され準備は整いました。続いて玉を22に誘導します。
42銀不成、

ここで51圭と62との二枚金の活用を図り、42銀不成と捨てます。
不成が重要で、42銀成ですと22玉と躱され、88馬と銀を入手できますが、55と引、33銀、21玉、32成銀、同銀、22歩、31玉、97馬、86桂と間駒されて困ってしまいます。
同玉、52と、31玉、41成桂、22玉、

これで22玉と誘導することに成功しました。
88馬、

目的の銀を入手することに成功しました。
次に考えるべきは玉方の応手です。これは先程42銀成の紛れで既に説明しましたが、55と引きが正解です。しかし、慌てずに、66ととした場合を考えてみましょう。
66と、33銀、21玉、31成桂、同玉、
97馬、21玉、87馬、32歩、
22歩、31玉、97馬まで。

最終手はもちろん75とでも同じです。最初の97馬に21玉とせざるを得ないのがポイントです。
(88馬、)55と引、

55と引は36龍の利きを86まで届かせようという目的でした。
33銀、21玉、31成桂、同玉、97馬、86桂、

このように86で間駒が出来ます。
(86)同馬、同龍、

今夜はここまでにしておきましょう。さて馬も消えて攻方は小駒ばかり。終局は間近です。
明日までに詰ませておいてください。桂馬の使い場所はいよいよアソコしかないようです。
(続きます)