詰将棋版国会図書館法の提案に磯田さんのコメントがついた。
オイラはそこまで大きなことは考えておらず、単に「新しい本作ったら、磯田さんに1冊贈呈しましょう」という呼びかけのつもりだったんです。
私は現行の全日本詰将棋連盟詰棋書保存委員会へ1冊寄付すれば十分だろうと思う。私は若い頃より1冊作るたびに磯田氏に送付を欠かしたことはない。
via.公的機関への詰棋書の寄付は有難迷惑(ストンリバーの日記)
石川さんはとっくの昔に実行していたんですね。さすがです。
反響って、詰棋書を出版している人は何人もいませんがな。
私は同意ですよ。— 解答欄魔 (@k1sumi) 2019年7月5日
と角さんも賛成してくれました。
磯田さんの所で「一覧」を更新した後は、保管場所がなくて邪魔だったら、若い人にあげたり古本屋に売ったり処分してもらってかまわないんです。
さて、それはさておき、コメントしてくださった「詰将棋図書館」構想は壮大で素晴らしいですね。
新しく参入する方がいずれぶつかる問題が「過去作を知らない」ということ。
それを解決する方策が全詰連の詰将棋データベースだと思っていましたが、どうも解決策とはいえないようです。
その理由は二つ。
- 一つは無料で公開されていない。オイラはかなり前にも書きましたが、データの入力やCDに焼いたり発送したりの費用が償却されたら、順にネットで無料公開されるものと思っていました。しかし、一向にその気配はないようです。看寿賞の賞金の原資として確保されているのか?看寿賞に賞金をつけるより詰将棋データベースを無料公開する方が詰将棋界の発展によほど寄与すると思うのですが、まぁ理由は想像なのでよくわかりません。
- もう一つは、詰将棋データベースでは過去作を鑑賞するのは難しい。これは今回「Limit7」の編集をして身に沁みたのですが、図面と作意だけを並べても、なかなかその作品を理解するのは難しいということです。ましてや数が多いと大変です。やはり作者の言葉や解説・解答者の声がついていて、作品鑑賞の大きな手がかりとなります。
やはりパラ本誌や単行本で読まないとわからない。
しかし、身近に詰将棋の会合があってベテランに本を貸してもらえるとか、そのような環境は全国的には貴重なもの。
そこで、考えたのが「貸本屋」でした。
オイラの蔵書を例えば500円で2週間貸し出す。往復は郵送。
この話をどこでしたのかオイラは記憶がないのだけれど、協力したいと大橋さんから詰棋書が送られてきた。
さらに、将来「詰将棋図書館」を実現する現実的な方法を考えてみると……やはり自炊でしょうか。
絶版になった本は著者の了解を得て自炊してクラウドにあげる。
これなら費用も最低限で、誰でもいつでもアクセスできる財産になる。
どなたか法律に詳しい方、検討してみてくれないでしょうか。
まずは隗よりはじめよで、「詰将棋の詩」を公開してみましょうか。(誰に了解とればいい?)
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