「Limit7」制作備忘録(5)

Amazonで買える詰将棋作品集には次のようなものがある。(マイナビや河出書房新社は除いた)

  

……と思ったら、岡本さん「竹馬」は売り切れたのですか。松田さん「すなどけい」、高騰していますね。3冊持っているからヤフオクに出したら高値つくかな。

いや、話を戻して……つみき書店刊の本もAmazonで買えるようにしたいと考えた。
そのためにはAmazonのe託販売サービスに申し込めば良いが、そのためにはisbnコード、そして日本の書籍JANコードを表4に表示する必要がある。

isbn978は「書籍」の意味、次の4は日本の国記号、次の6桁909949がつみき書店の番号だ。
次の2桁が出版社が管理する番号。「Limit7」はつみき書店の最初の本なので00だ。
最後の4はチェックサムみたいなもの。
これがisbn(International Standard Book Number)。

下の行が日本図書コード。
C2076は分類記号だ。最後の76は「諸芸・娯楽」で囲碁・将棋はここに含まれるので間違いない。
0は「単行本」の意味、「文庫」だと1、浦野先生のハンドブックシリーズは「新書」の2になっている。
最初の2が問題だ。これは販売対象を表しており、0は一般。1は教養、2は実用、3は専門。
1や3も考えたけれど、2か0だろうなぁ。
調べてみるとマイナビは2で河出書房新社や光文社は0だ。
詰将棋の本をたくさんだしているのはもちろんマイナビなので2にした。
でも、よくよく調べてみると、2は販売対象が「主として実務に役立つ実用的な内容のもので、実務家が対象。」と書いてある。詰将棋が実用的かというと……うぅむ。
今度からは0にしよう。

ということで、まずは固有の出版社番号を貰う必要がある。
日本図書コード管理センターに申請して37000円+税を払うと貰える。
次に書籍JANコードの登録を申請する。
一般財団法人流通システム開発センターに3年分で10000円+税を払う。

これでAmazonに委託販売を申し込むことができる。

さらに一般の本屋で取り扱ってもらいには書籍のデータをどこかに登録する必要があるようだ。
しかし、それは1冊あたり1000円/年ということなので、今回は見送った。

さて、せっかく高い登録料を払ったのだから、書籍番号00だけで終わってはもったいない。
目標としては来年は01と02を出したい。
死ぬまでに99に辿り着くことができるだろうか?

ところで、なぜAmazonで買えるようにしたいのか。
それは「新しい読者を獲得できる可能性がある」ことに尽きる。
詰パラに広告を出しただけでは、詰パラ読者以外の人には存在自体が届かない。

「Limit7」は同時期に予約をしてくれた方が何人かいてくれたおかげで、若島さんの「詰将棋フロンティア」を表示すると、「よく一緒に購入されている商品」に表示される。
コバンザメ商法である(^^)。

それにAmazonのprime会員ならば送料がかからずに入手できるので、ちょっとでも安く届けられるということもある。

つみき書店からすると、Amazonは掛率が一番厳しい。制作費を回収するには直接つみき書店から買っていただくのが一番助かる。
それが、この頁からAmazonへのリンクを張っていない理由の一つである。
振替口座の用意もできたので、販売をお願いしている詰パラと柳田さんの在庫がある程度片付いた時期を見計らって、この頁でも直販を始める予定です。

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