1 詰将棋の範囲
余詰=不完全ということですから、余詰の範囲を定めると言うことは詰将棋の定義を定める重要な要素であるわけです。
1-1 余詰の禁止
1-1-6 着手非限定
1-1-2 打点非限定で取り上げた「以遠打」は問題なしと感じる人が多数派でした。
同じ事なのですが、次の場合はどうでしょう。
【図14】 続きを読む 詰将棋のルール論争(5) 余詰の禁止(つづき\(^4\))
余詰=不完全ということですから、余詰の範囲を定めると言うことは詰将棋の定義を定める重要な要素であるわけです。
1-1-2 打点非限定で取り上げた「以遠打」は問題なしと感じる人が多数派でした。
同じ事なのですが、次の場合はどうでしょう。
【図14】 続きを読む 詰将棋のルール論争(5) 余詰の禁止(つづき\(^4\))
ちょっと長いのだが巨椋鴻之介「禁じられた遊び」から引用する。
「看寿頌」の解説からである。
Tweetまず私の作は、遅くも昭和33年のうちにほぼ今の形に達していたのだが、図巧1番の影響が濃厚すぎる(だから後年「看寿頌」などとフザケた名をつけた)のと後半急に力が抜けたようになる点が気に入らず、そのまま眠り続けていたものである。
二十年後の昭和52年、私は森田正司氏のガリ版誌「詰研会報」で参考図(略「幻影」)を見て驚いた。……(中略)……この基本構造は、飛打が上からか手前からといった差異を越えて、拙作(註「看寿頌」)のものと同一である。 続きを読む 詰将棋雑談(10) 「幻影」と「看寿頌」の同時発表
夢の華 山田修司 毎日コミュニケーションズ 1998.3.10
柏川悦夫の「詰将棋半世紀」を紹介した以上、次の一手は山田修司「夢の華」となるのは大方の予想通りだったはず。
昭和の詰将棋界は短中篇を柏川悦夫、中長篇は山田修司が席捲した。
おそらく二人で密約があったのはないだろうか。 続きを読む 詰棋書紹介(19) 夢の華