正月なので、久しぶりに古典でも紐解いてみようと、玉図の第1番を考えてみた。
序盤はほぼ必然手。
12金、同玉、13角成、同玉、
ここで気持ちの良い手が登場。
しかし他に手がないので易しい。
24金、同玉、34金、25玉、
ここで唯一の紛れ。素直に追うと…
26歩、15玉、16歩、同玉、27銀左、15玉、
これで手が途絶える。
69龍を活用する方法が全く見えない。
これは失敗だ。
手を変えるとしたら、先ほどの局面しかない。
26銀、36玉、35金、46玉、49龍、同圭、45金、36玉、37銀引、25玉、
39圭を49に動かして置く伏線。
1歩入手もしてしまうところがちと惜しい。
26歩、24玉、34金、15玉、16歩、同玉、27銀左、15玉、
16銀、同玉、49馬、15玉、
打歩詰。しかしあと5手!
16馬、同玉、17歩、15玉、27桂まで35手詰
中編に「自分とは無縁の世界」観を持っている方には、このような作品から入っていくのがよいかもしれない。
桑原君仲、易しくていいな。第2番も考えてみるか。
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