詰将棋研究会作品集 饗宴 詰将棋研究会 1990.1.20
筆者も混ぜてもらっているので控えめに言うが、『夢銀河』が発行される2000年までの10年間は、本書がグループ作品集の中では最高水準を誇っていたと思う。
20人各5作の100局。
第1番は小林敏樹の5手詰。第100番は橋本孝治の「ミクロコスモス」だ。
完成した本が届くというので待っていたら、運送屋が来るのではなくて、なんと柳原編集長(当時)自らが車を運転して持ってきてくれた。(今考えると、何故だ?しかもトンボ返りですぐ帰ってしまった気がする。)
それを集まっていた参加者が互いにサインして回した。
末尾の4人は後から少しずつ集めた物。
あと2人でコンプするのだが、この2人が難しい。
橋本哲と勝亮三だ。
先ず会えない方と会う機会はあるが真面目にサインなどしてくれない方……
題字は七條兼三、序文は黒川一郎という豪華版。
お二方ともこの本の完成を待たずにご逝去なさった。
なんだか本の紹介というより、ただの昔話になりそうだ。
2作紹介する。
7手詰と7種合。
大野雄一 『饗宴』第16番 詰パラ1982.3
山村浩太郎 『饗宴』第40番 近代将棋1985.11
(追記:2020.10.26)
Tweetもちろん宅配で届けるつもりでした。ところが製本がお披露目の前日夕方にずれこんでしまった。最悪なことに風邪を引いていた。友人に徹夜で運転させて岐阜から国分寺へ。私は「饗宴」をベッドにして寝込んでいました。懐かしい思い出。
— 詰将棋ファン (@misimakeita) October 26, 2020
もうこの本は手に入りませんか?
現在の相場ではおいくらくらいでしょうか?
ちょっと思い入れのある本なので入荷したときつみき書店では5000円と値付けをし、販売実績があります。3500円で買取りです。
アカシヤ書店のカタログでは3500円となっていますから、在庫があるかどうか問い合わせてみてはいかがでしょう。
メルカリで7200円で出ていますね。
そろそろ作家陣が終活にはいる時期ですから出てくる可能性はありますね。私も3冊持っているので、近いうちに手放す予定です。