7月17日の詰将棋全国大会でお披露目の予定で印刷・製本に入っています。
金田秀信さんといえば、新宿将棋センターの経営者として有名ですね。オイラも国分寺に住んでいて都心の春日まで通勤していたときは帰りに良く寄りました。
煙草の煙がモウモウの中、大勢の客でいつも賑わっていました。店内にラーメン屋まであり、一番奥の列の怪しさといい最高の将棋センターでした。
松屋で夕食をかっ込んでから横断歩道を渡る途中、見上げると道場の窓が煌々と明るかったことを良く覚えています。
金田秀信作品集はすでに7冊世に出ています。
実戦型詰将棋一〇〇題 新宿将棋センター 1965
新春の詰将棋 近将付録 1969
金田秀信全作品 野口益雄 1974
実戦型詰将棋一〇〇題 新宿将棋センター 1989
短編詰将棋百番 新宿将棋センター 1993
金田秀信短編集 将世付録 1994
短編詰将棋七十番 新宿将棋センター 2000
金田さんは総まとめとなる作品集の製作を角建逸さんに依頼しました。
しかし角ブックスの本は厳選100局。そしてたっぷりの著者の言葉をきっちりと組むのが特徴。
1000局もの作品群の中からどの作品を選ぶのかで頓挫しました。またすでにご高齢の金田さんがもう自作解説を執筆するのは難しいだろうことも角さんのモチベーションを下げたことでしょう。
そこでつみき書店の『○○○○の詰将棋nnn』シリーズで引受けることになりました。
(シリーズといっても現在本になっているのは『野村量の詰将棋560』だけですが)
とにかく送料180円で送れる最大サイズ(A5版厚さ2cm以内)で詰め込めるだけ詰め込もうというシリーズです。
概ね500作を収録できます。
しかしそれでも収録作の選定は大変な作業でした。1つの作品が修正されたり、改作されたりして発表されているからです。つみき書店の誇る優秀な解説執筆陣の力なくしては完成することはなかったでしょう。
その解説執筆は有吉弘敏、飯尾晃、小池正浩、小林敏樹、穂上武史といった豪華メンバー。風みどりもちょっと書いています。
連絡が取れなくなったのは昨年の9月。完成品をご覧に入れることができなくなり非常に残念です。
この本は詰将棋全国大会会場でも同じ値段です。申し訳ありません。
アマプラ会員の方はamazonで予約をお願いします。送料かかっても良いという方はつみき書店@STORESで予約をお願いします。
数冊纏めて送料を最適化したいという方は、7月18日以降に直接つみき書店に申し込んでください。
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