詰将棋つくってみた(190)
 課題39:結果発表(1)

総手数1000手を超える解答募集というキャッチコピーがいけなかったのか、解答者は11名でした。
感謝です。
そして投稿作を増やすためには、解答者の増加が鍵です。
よろしくお願いいたします!

第1問 negitarou

正解
11桂成、31玉、23桂、22玉、12香成、33玉、
66角成、23玉、56馬、33玉、55馬、23玉、
45馬、33玉、44銀、24玉、35馬、15玉、
16歩、同角、26銀、14玉、13成香、
まで23手詰

★飛車を見捨てる序盤がやや意外。66角成、23玉で基本の馬鋸の形になる。目的は近接で44銀に紐をつけること。馬鋸の成立に持駒歩が必要で、この歩を消化するために収束ややもたついたか。

占魚亭 馬銀協力。
ぎょうざパン 馬鋸の基本形、良かったです。
松崎一郎 いの一番に角(馬)に目が行く。
竹中健一 ただ近づくだけなのがシンプルですね。
RINTARO 幕開けにふさわしく、序奏もいいですね。
空貴人 手順が繊細で、成香の扱いに感嘆しました
negitarou 自作(初期案から6手逆算)、桂馬の打ち換えのところは少し気に入っています。
keima82 飛車は金と刺し違えると思っていたので、最初の5手は意外性がありました。☗93角は☗59馬あるいは☗97馬と配置して手数を伸ばすのもアリ?

第2問 ミーナ

正解
32歩成、同角、13角、12玉、79角成、14角、
13銀、21玉、22歩、31玉、97馬、41玉、
96馬、31玉、86馬、41玉、85馬、31玉、
75馬、41玉、74馬、42玉、52馬、33玉、
32桂成、同角、42馬、34玉、24馬まで29手詰

★香筋を通すのを急ぐ32桂成では後で33歩を取られてしまい失敗。32歩成と角を質にしておいて13角。すぐに79銀の質駒を喰う展開だが、24から68に歩を配置して連取りにするのが普通の発想で、それを省略したわけ。ぐるっとまわって悠然と馬が近付いていくのを楽しむ作品。

占魚亭 見事な馬の一周。
松崎一郎 早く取りたい!79銀。
RINTARO まさかの場所での馬鋸。
竹中健一 破調な逃げ方に引っかかる人いるかも。
空貴人 32歩成 同角 13角… を検討していますが。。。
ぎょうざパン 「31手詰?単調だな~」と思ったら…手数表示有って良かったです。右辺の駒も活躍できて気持ち良い詰上がりでした。
keima82 13に打った角が79→97→52→42→24と壮大な世界一周。☖65歩のおかげで10手目☖31玉が成立し馬鋸になっているわけですが、☖65歩を除外していきなり収束に入るパターンもそれはそれでアリな気がします。
★10手目⇒14手目ですね。

第3問 keima82

正解
54角成、22玉、55馬、21玉、65馬、22玉、
66馬、21玉、76馬、22玉、77馬、21玉、
12歩成、同玉、13桂成、同玉、24銀右、14玉、
15香、25玉、34銀、26玉、18桂、27玉、
28歩、37玉、59馬、46玉、37馬まで29手詰

★間駒に飛金しかないのがミソ。12歩成からいつでも収束に入れるのに馬を77まで持っていくのはなぜか。質駒があるわけでもないのに。
★そのココロは28歩の打歩詰回避。以下は捌きよりも最短で収束させる方針。強力な飛車と馬がこの形でないと詰まないようにするのは大変なので駒数がやや多いのは仕方がないだろう。

RINTARO 打歩回避の馬鋸。
竹中健一 馬鋸の理由付けが斬新!
占魚亭 鋸移動でバッテリーを構築。
松崎一郎 おっと!12歩成のタイミング。
keima82 自作。遠ざかる馬鋸の意味付けが打歩詰回避にあり、スマパラNo.21626では「馬自身が強すぎて打歩詰になるのを、馬が遠ざかることで回避する」事を表現しましたが、本作では「攻方の馬以外の線駒(☗97飛)を馬で遮蔽して打歩詰を回避する」事が狙いです。実現はできたのですが、手順と配置があまりにも汚くなってしまいました。
★スマホをもっていない人のために図のみ紹介しておこう。

keima82 スマホ詰パラ 2024.2.28

第4問 馬屋原剛

正解
23龍、11玉、88馬、44と、13龍、21玉、
87馬、54と、23龍、11玉、77馬、44と、
13龍、21玉、76馬、54と、23龍、11玉、
66馬、44と、13龍、21玉、65馬、54と、
32と、同玉、23桂成、43玉、24成桂、44玉、
33龍、45玉、36龍、44玉、34成桂まで35手詰

★馬の王手で玉が移動する馬鋸ではなく馬の王手にと金で間駒するパターン。歩以外の駒が入手できれば詰む形という理由付けが多いが、本作は55に間駒するとすぐに収束に入れてしまう。つまり44とが54への逃路を拓く移動合になっている。21-87ラインからの馬の王手に対する54との移動合も同じ意味。玉を移動させる必要があるが本作は一間龍がその役割を果たす。
★馬鋸の目的は近接して55への逃走路を塞ぐこと。

松崎一郎 馬鋸と竜のスライドの連携。
RINTARO こういうシンプルな作品は好みです。
竹中健一 逃げ道封鎖の馬鋸って珍しいのかな?
まつきち 一間龍だけで馬ノコが実現できるとは!シンプルな仕組み
占魚亭 馬を65地点へ運ぶ、味のある手順。32と以下の収束も易しく、楽しかったです。
negitarou 4四歩合(桂合)や5五歩合(桂合)だと壁になると気付いて、ちょっと感動。「持駒なし」でも馬鋸が成立する仕組みが素晴らしいです。
keima82 普通は☖54歩や☖44歩と合駒されてダメとしたものですが、いずれも守備駒が邪魔になって早詰み。これだけの駒数で成立しているのは見事という他ないです。

※ちょっと短いけど、今夜はここまで!

「詰将棋つくってみた(190)
 課題39:結果発表(1)」への1件のフィードバック

  1. お疲れ様です。
    第2問は難しくて早々にあきらめましたが、4二の合駒が成立しないのが、よく出来てますね。

    他の超手数の作品は、棋力がなくなかなか解図できません(汗)

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