この局面から質素に攻める手というのが昨日の宿題だった。
持駒の銀を使ったのが贅沢だったのだから、正解は使わない手に決まっている。
24銀、
これは12玉とは下がれない。
21銀、同玉、32歩成、12玉、21銀までだ。
だから同角の一手。
そこで14銀と攻める。
同角、14銀、
これは12玉と逃げるのが正解だろう。
同玉なら25銀から角が入手できる。
前回と違って29香が働いてくる展開になりそうだ。
なので、解答選手権だったら同玉は変化と判断して考えずに12玉だけを考える。
でも、今はそんなに急いでいる訳ではない。
早く解くだけが詰将棋の楽しみ方ではないのだ。
変化をしっかり潰していこう。
同玉、
25銀、15玉、24銀、14玉、15銀、13玉、
25桂、
ここまでは必然。
逃げ方が二通りある。
まずは易しそうな方から。
23玉、
これは23桂の邪魔駒消去の筋だ。
13桂成、同玉、24銀、12玉、23銀成、11玉、
22成銀、同飛、同香成、
変化と分かっているのだから、ここまでで良いだろう。
ここから最短7手で詰む。
戻って、今度は12玉の方。
21角、同玉、32歩成、12玉、22と、同飛、
前回と違って29香が活用できる。
13桂成、同玉、14銀、
同玉なら33香成で44龍まで動き出す。
12玉、11桂成、同玉、22香成、同玉、
ここからはどうやっても詰む。
最短5手。
これで11手目14銀には12玉が正しい応手であることが確認できた。
(14銀に対し)12玉、
この大駒にしか守られていない王さん、なかなかしぶとい。
明日まで、また考えてみてください。