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つみき書店の店長です。

詰将棋つくってみた(6) 募集中の創作課題まとめ

課題2:玉方歩の頭に大駒を捨てる詰将棋を創ってください。
(捨てる駒は飛車でも角でも龍でも馬でも、持駒でも置駒でも不問)

  • 手数制限はありません。
  • 未発表作に限ります。
  • 投稿先はkazemidori+kadai@gmail.com
  • 締切は1月31日
  • Judgeは有吉弘敏さん!

創作課題1について、小林敏樹さんからより挑戦しがいのある追加課題が出されました。
間駒職人さんからも提案があったので追記しておきます(6)。

このように「さらに何かを欲しがっていく」のが詰将棋作家への道なのですね。

一方でつみき書店は「緩くても詰将棋で楽しく遊べる」ことを重視しますので、逆に「作ってみたけど、条件を満たせなかった」という作品も募集します。すなわち、1筋に収まらなかったとか、連続にならなかったとか、そういう作品もどうぞ送ってください。
またプレーンな課題1を満たす作品も募集します。結果発表を見たらひらめいちゃったということもあると思うので。

創作課題\(1+n\):1筋に飛車を2連続で捨てる詰将棋を創ってください。
\(n=0\) 1筋に飛車2枚連続で捨てる
\(n=1\) (1x玉に対し)1y飛、同玉、1x飛、同玉、〇〇迄
\(n=2\) (11玉に対し)19飛、同x、1y飛、同z、〇〇迄
\(n=3\) (2x玉に対し)1(x-1)龍、同〇、1(x+1)龍、同〇、〇〇迄 +-は逆順も可
\(n=4\) 連続で捨てる飛の1枚を序で盤面に打っておく(7手)
\(n=5\) 連続で捨てる飛を2枚とも序で盤面に打っておく(9手)
\(n=6\) 連続で捨てる飛を2枚とも序で間駒で入手する
\(n=-1\) 「1筋」の縛りや「連続」の縛りを外した作品でもとにかく飛車を2枚捨てればOK

  • 手数制限はありません。
  • 未発表作に限ります。
  • 投稿先はkazemidori+kadai@gmail.com
  • 締切は2月15日
  • \(n>0\)のJudgeは再び小林敏樹さんがつとめてくれます。
  • \(n\le0\)も解答募集する予定です。

詰将棋つくってみた(4) 創作課題1結果発表

課題:1筋に飛車を2連続で捨てる詰将棋を創ってください。
(捨てる飛車は持駒でも置駒でも飛車でも龍でも不問)

7作もの投稿が集まりました。
ありがとうございます。

正解発表と作者名発表、どんどん進めていきます。
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詰将棋雑談(37) 田舎の長編

つみき書店が最初に編纂したアンソロジーはご存じのように(?)『Limit7』だ。
大雑把に言えば、超簡素図式である。(盤面7枚は簡素図式とは言えないが)

このテーマを選んだ理由は色々あるが、その中の1つにオイラの苦手分野ということがある。
(予想通り、自作は1作も選ばれなかった。)
自分がよく知らない分野の方が、独善に陥らなくて良いだろうという読みだ。
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詰将棋入門(101) 見えない桂を剥がす

柏川悦夫 『詰将棋半世紀』第1部『駒と人生』第18番 将棋時代 1950.1改

『詰将棋半世紀』は第1部が『駒と人生』の復刻版で、第2部が『盤上流転』という2冊合本という形式である。

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詰将棋入門(100) 黒川一郎「やすり」

黒川一郎「やすり」『将棋浪曼集』第2番 詰パラ1951.10

まだまだ古典で知っておくべき詰将棋はたくさんあるのだが、なにしろ筆者自身が勉強不足。
無双は少しは並べたのだが図巧ほどではない。
そこで一気に時代を進めることにする。
といっても筆者が生まれる前の頃の作品。
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