詰将棋入門でも筆頭に選ばれることが多い金頭桂の手筋。
村山隆治『詰将棋手筋教室』でも筆頭に選ばれている。
続きを読む 詰将棋雑談(21) 金頭桂の手筋
「追記あり」タグアーカイブ
詰将棋用語の最前線(3)
言葉の意味をコメントなりtwitterなりで教えてください。
twitterの場合は#詰将棋用語の最前線 とタグをつけてください。
論争する場合(^^)は、コメント欄でお願いします。(追い切れなくなるので)
今回はチェス・プロブレムから輸入されたらしい用語。
あちこちで使われ始めているようですが、それだけにたまに「その使い方、あってる?」と思う用法も見られるようになってきました。
一度、詳しい方に説明してもらいたいんですよね!
なお、本家におけるこれらの用語の意味は『チェス・プロブレム入門』に説明があります。
(つみき書店で購入できます(^^))
スイッチバック
ルントラウフ
バッテリー
開き王手ができる形がバッテリーですね。
両王手が可能かどうかは関係ないはずです。— 雲 虚空☀ikiron門下 (@un_cocoo) August 23, 2020
フェニックス
ピン
モデルメイト・アイデアルメイト
ウムノフ
シフマン
ペレ
手抜きじゃないかと思われるかもしれませんが、はい、『野村量の詰将棋560』が大詰めでして、手抜きです(^^)。書きたいエントリーは色々あるのですが、目が無理。
Tweet詰将棋用語の最前線(2)
まだ(1)の反応が皆無ですが、詰将棋用語については必要としているヒトが絶対いると思うのでレギュラーとして採用決定します(^^)。
でも、今回は書込みやすい言葉を選んでおきました。
よろしくお願いします。
言葉の意味をコメントなりtwitterなりで教えてください。
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論争する場合(^^)は、コメント欄でお願いします。(追い切れなくなるので)
今回は3つ。
浦壁手筋
詰将棋用語の最前線(2) https://t.co/hcK4B9poko @kazemidoriより
どの呼称も一部でしか使われていないと思うが、中でも浦壁手筋はこの呼称で定着させるべきではないと思っている。一号局への敬意に欠ける。
— ぴえん打 (@boku_ikiron) August 18, 2020
「浦壁手筋」は詰パラ8月号の春霞賞の記事ではじめて知りました。
定義と1号局について教えてください。
「浦壁手筋」というのを最初に使い出したのは鈴川さんという認識。
自作の39香→39飛を投稿する時にはどこまでこの用語が浸透しているか不明だったので「有名な遠打機構を使った作」と記した。
#詰将棋用語の最前線— himatsume (@himatumeblog) August 18, 2020
藤井規之 詰パラ2019.8
実は「浦壁手筋」の用法はもうひとつある。#詰将棋用語の最前線https://t.co/Wa4lgFY0tP
— アヒル (@biroodokinkuro) August 20, 2020
馬屋原手筋
【馬屋原手筋】
質駒を取られないように、質駒に隣接した位置へ利かせる連続合
#詰将棋用語の最前線
【馬屋原手筋】
質駒を取られないように、質駒に隣接した位置へ利かせる連続合【名誉手筋】
利きを通すか遮断するかの選択権を残すための限定打— あと1回で同人になるウマノコ@kisy門下 (@umanoko1525) August 18, 2020
馬屋原手筋を使った発表作
・パラ2015年11月馬屋原作 (中編名作選Ⅱ173番)
・パラ2016年10月大崎作 (中編名作選Ⅱ187番)
・パラ2017年10月久保作「パラレル」
・スマパラ2018年10月馬方四季作「豪勢な食事」
・パラ2020年7月青木作名誉手筋の二号局はまだない
— あと1回で同人になるウマノコ@kisy門下 (@umanoko1525) August 19, 2020
名誉手筋
【名誉手筋】
利きを通すか遮断するかの選択権を残すための限定打
春霞賞の大賞、特別賞、佳作の受賞嬉しく思います。97香の作品は、盤上のフロンティアに引用され、それはとても名誉なことであるので界隈では「名誉手筋」と呼ばれています。馬屋原手筋の作品がどんどん作られたように、名誉手筋の2号局が発表されるのを待ち望んでいます。
— あと1回で同人になるウマノコ@kisy門下 (@umanoko1525) August 1, 2020
馬屋原剛 詰パラ 2019.2
詰将棋入門が現在は昭和の作家紹介として進行していますが、もうすぐ「手筋」や「用語」の解説に入っていく予定です。その予習ということでマニアの皆様、ぜひともご協力ください。
Tweet詰将棋入門(62) 桂馬の位置に龍
清水孝晏 『将棋清光』第60番 将棋世界 1960.9
入門者向けにしては難しいと批判されることが多いこの連載。
今回は自信をもって入門者向けですと胸を張れる。
続きを読む 詰将棋入門(62) 桂馬の位置に龍
詰将棋用語の最前線(1)
新連載の企画を3つ考えました。
その第1弾がこれです。
と、言ってもオイラが解説をしようというのではありません。
オイラが解説してもらおうという企画です。
なにしろフェアリー用語の知識は20年間更新されていないことが判明しましたし、看寿賞選考委員を降りて7年。パラを丁寧に読むこともやらなくなりました。
いま、どのような言葉で詰将棋が語られているのか、ちーっともわかりません。
そこでオイラが知りたい言葉を書きますので、解説をコメントなりtwitterなりで教えてください。
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論争する場合(^^)は、コメント欄でお願いします。(追い切れなくなるので)
今回は3つ。
森田手筋
いわゆる「取歩駒」の一生(初期位置から、打歩を取るまで)を考えると、次のような流れ図になる。
— Problem Paradise (@propara) September 27, 2014
①「取歩駒」が、駒台から盤上の初期位置へ、合駒として移動。(注:もちろん、このステップはない場合もある。)
— Problem Paradise (@propara) September 27, 2014
②「取歩駒」が、盤上の初期位置から、打歩を取れる最終位置Xへ移動。(注:初期位置と最終位置が同じ場合もある。また、このステップでは、「攻方が取歩駒を取らない」ことが必要条件で、「取歩駒が成・不成の選択を行う」こともある。)
— Problem Paradise (@propara) September 27, 2014
③「取歩駒」が打歩を取る。ここでケースは3つに分かれる。
— Problem Paradise (@propara) September 27, 2014
③A:「取歩駒」が最終位置から、そのまま打歩を取れる場合。
— Problem Paradise (@propara) September 27, 2014
③B:「取歩駒」の最終位置Xと打歩地点Yを結ぶ線上に、攻方あるいは受方の「遮断駒」がはさまっている場合。この場合は、「遮断駒」をその線上からどけてラインを開けることにより、打歩を取れるようになる。
— Problem Paradise (@propara) September 27, 2014
③C:「取歩駒」がピンされている場合。この場合には、ピン状態を解除(つまりアンピン)することによって、打歩が取れるようになる。
— Problem Paradise (@propara) September 27, 2014
そこで「森田手筋」の話に戻る。①の「取歩駒」を合駒で発生させるだけなら、いわゆる「森田」ではないような例は容易に作れる。(「森田」の初出以前にそういう例があるのを知っている人がいたら、図を貼ってください。)
— Problem Paradise (@propara) September 27, 2014
オリジナルな「森田」は、ここに書いた①と③Cの組み合わせ。もちろん、これを狭義の「森田手筋」と定義してもかまわない。
— Problem Paradise (@propara) September 27, 2014
森田なの?という例の山田修司作と小峯秀夫作は、①と③Bの組み合わせ。もちろん、そういう組み合わせの新しさも発見なのです。
— Problem Paradise (@propara) September 27, 2014
- 「取歩駒」が、駒台から盤上の初期位置へ、合駒として移動。
- 「取歩駒」がピンされている場合。この場合には、ピン状態を解除(つまりアンピン)することによって、打歩が取れるようになる。
鈴川さんはアンピンの方法によって
・ノーマル森田
・ブルータス森田
と分類していましたね。
アンピンの方法として線駒を動かすのがノーマル森田だとすると、
玉を動かす山田修司作と小峯秀夫作は狭義の森田手筋とはいえないのか。
伏線として(つまりその手順を経由しなくても手の進行が可能)取歩駒を発生させたら「広義の森田手筋」としてもよいのかな。
若島手筋
#詰将棋用語の最前線https://t.co/ldkp97UtUt
— 桃燈 (@telnarn) August 16, 2020
なんか想定していた「若島手筋」と違う気がします。
高木手筋
#詰将棋用語の最前線https://t.co/W7P46dI2TP
— 桃燈 (@telnarn) August 16, 2020
#詰将棋用語の最前線https://t.co/XD8tD1MBpo
— 桃燈 (@telnarn) August 16, 2020
@ikiron @nanasimeijinn かつてのtweetを引用します。「平行なラインL1とL2があって、このラインのどちらかで合駒が1枚入手できるとき、最初に王手をかけるラインL1で中合または移動中合を行うのを高木手筋と呼ぶ。」
— Problem Paradise (@propara) May 30, 2014
平行なラインL1とL2があって、このラインのどちらかで合駒が1枚入手できるとき、最初に王手をかけるラインL1で中合または移動中合を行うのを高木手筋と呼ぶ。
冗談はよして、高木手筋の解説を。オリジナルとなった、高木秀次作(風ぐるま1955.9)の途中図。今98馬と王手したところ。http://t.co/UO1lPwXDMr
— Problem Paradise (@propara) May 31, 2014
ここで玉方の応手を考える。
(1)現在のライン(98-54の斜め筋。これをL1とする)で合駒を打つ。たとえば87歩合、同馬、同金。
(2)ここから45玉、89馬と進んで、そのときのライン(89-45の斜め筋。これをL2とする)で合駒をする。たとえば78歩成、同馬、同香成。— Problem Paradise (@propara) May 31, 2014
まとめると、L1かL2のどちらかのラインで、攻め方は合駒を1枚もらえるようになっている。
作意は、87金! L1で移動中合をする。この奇抜な筋を高木手筋と呼ぶことにしたわけ。http://t.co/AzqeS2Tfic— Problem Paradise (@propara) May 31, 2014
前のラインで移動中合をタダでくれるんだったら、後のラインでもう1枚合駒をもらって、持駒が2枚に増えてしまうだけじゃないか、とそう思いませんでしたか? ところがそうならないのが、高木手筋の根本的な仕組み。
— Problem Paradise (@propara) May 31, 2014
先の図から、87同馬、45玉と進んだ図をごらんください。馬の位置が98から87に変わっていることで、今度は後のラインで合駒をもらおうと思っても、78馬、同歩成となるだけで無意味。これが高木秀次が開発した仕掛けなのです。http://t.co/AzqeS2Tfic
— Problem Paradise (@propara) May 31, 2014
Tweetこれを移動中合ではなく、ふつうの中合でやろうとすると、実は「8段目以上には桂を打てない」という禁則を利用するしかありません。それが第2号局の拙作(2009.3解答選手権)。http://t.co/IhtCt1a3NV
— Problem Paradise (@propara) May 31, 2014
詰将棋のルール論争(10) フェアリー
1 詰将棋の範囲
1-6 フェアリー
フェアリーとは新しい駒や盤を導入したり、ルールを変えた詰将棋のこと。
攻方最善手:玉方最善手の詰将棋に対し、玉方は最悪手(つまり自玉が最短で詰むように応手を選ぶ)に変更した「ばか詰」が有名だ。(「ばか」という単語を嫌ったのか「協力詰」という名称もある。「ばか」は悪い言葉では無いと思う。このブログの住所もkazemidori.fool.jpである。)
そのフェアリーの中には詰将棋と極めて近いものもある。
詰将棋と分けて出題や鑑賞する必要がないのではと思われるものまで。
でも、その線引きは共通理解されていない。
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詰棋書紹介(40) 山中龍雄作品集短編百局
山中龍雄作品集短編百局 山中龍雄 全詰連1976.3.25
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