「暁将棋部屋」第2号

Doc - 2018-09-09 - 10-56

twitterをとびとびにしか読んでいないといったい何のことかわからない話がけっこう頻繁にでてくる。
「暁将棋部屋」もその一つだった。
柳原さんがつくるという同人誌とも違うらしい。(これは「詰将棋ファン」だった)

そういうわけで,オイラが創刊号を入手できたのは奇跡のようなものだ。

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これが詰将棋の記事が充実。
柳原裕司さんのインタビュー記事は詰将棋ファンなら必読だろう。

この記事にある柳原さんの復帰第1作を解説したのが,実はオイラです。
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考えてみるとおいらの大学院担当最後の選題だったんだ。(やさ院は別として)

【詰将棋パラダイス2013年5月号より】
201305

ついでに無許可だけど,解説ページもつけてみよう。

【詰将棋パラダイス2013年8月号より】

これは校正前の原稿なので,実際のものとはちょっと違うということをお断りしておく。

と,話が「パープルタウン」に寄り過ぎた。

とにかく,繰り返しになるが詰将棋濃度が高い。
創刊号には懸賞出題だけで36題も載っている。
作家人も相馬慎一,やっくん,柳原裕司,有吉弘敏,小林尚樹,…あかんこのままでは全員紹介する羽目になるのでここまでにします。が,名前を見たら解けないまでも挑戦しなくてはいけない作家の名前が並んでいます。

ああ,2号が届いたというのに創刊号の話ばかりだよ。

2号のインタビューの白眉は

明石六郎「ペンネームのベールを脱ぐ」

「詰将棋の詩」第64号で初めて明石六郎という名前を見て依頼,気になって仕方なかった本名がいよいよわかる!…と意気込んで読みました。

知りたい人は,是非ご購入を。

購入は暁将棋部屋さんのお店が簡単です。
郵便振替は 00970-3-277147 暁将棋部屋

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伝説の酷評解説クイズ 正解発表

作者以外の誰が正解できるんだという問題でしたが,さて正解者はいたでしょうか。
(予約投稿なので,今の時点ではわかっていない)

問1  北原義治

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飛車角捨てて,好意的に指せば不動駒なし。
でも,まぁ,哀しくなる気持ちもわかりますが。

問2  野口益雄

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この初手は「駄作」というほどではないと思いますが,確かに5手詰だったらともかく香を打ってからが短篇にしては長くてだらける。
でも,1番にはこういう易しいのが欲しいものです。易しくて素晴らしいものは貴重品なのです。

問3  植田尚宏

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慥かにいつもの植田流ではなく打ち捨て主体の作品。
とはいえオール捨駒で綺麗にできています。

問4  谷口均

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この収束5手はオイラならともかく谷口均が使う素材には思えません。
きっと作者も投稿したのを忘れたような遥か昔の作品がある日突然「短いのがないな」と採用されたのかもしれません。

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懺悔(その1)

次の図は日めくり詰め将棋カレンダー2010に載った自作です。

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狙いは解いてもらえればおわかりのように,若島手筋を「詰めカレ」向けに易しく作ろうということです。

ところが,近将ノートをパラパラとめくっていたら,次の図を見つけました。

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なんと,自分で解説している作品です。
これでは盗作を疑われても言い訳できません。
岩田さんごめんなさい。

作っているときに,「一段上げたら,駒数1枚減るな」ということを考えたことも覚えています。
それなのに,思い出せなかった。

というわけで,上の作品は抹消しておいてください。
もっとも「詰めカレ」はエモンさんの同一作検索にも入っていないし,T-Baseにも入っていないし…。
みなさんの記憶にも入っていないだろうし,いったい何から抹消するのか?

とりあえず,ごめんなさいという事です。

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伝説の酷評解説クイズ

ちょっと前のエントリーにちょびっと書いたら数人の方から「俺も酷評された」と反応があった。
近将はすでになく,〇〇先生も丸くなられた今,若い人には自作がこんなに厳しく解説されることがあるなんてご存じないかもしれません。

そこでいくつかクイズ形式で出題します。

酷評されてる作品の作者は誰でしょう

第1問

4金で始まり,4金で終わるという趣向なのだが,あまりにも哀しい手順である。
私はこの図を見た時,涙が出そうになったぐらいで,くやしかった。
一時代を築いた大作家〇〇氏は,もうこの世から消えてしまったのだろうか。

これは作者名だけでなく,図面もわかるかもしれませんね。

第2問

本作は〇〇ファンにとっては寂しい限りの1局。
酷評すれば駄作としかいいようがない。
ただ一つの救いは初手23香という紛れがあることだ。
(中略)
しかし,この紛れ順よりも先に作意発見となれば,効果が無である。
本作は酷評承知の上での投稿かも知れない…。

この作者もベテランです。これだけでは図面は無理でしょうね。

第3問

初手43銀か,21銀で入ってゆくかが本局の分岐点。……までの手順は妥当な収束である。
本局は〇〇氏が軽く流した感じの1局で,何も評する必要はないだろう。

この作者もベテランです。これだけの情報で図面もわかったら凄い。

第4問

塚田賞を獲得して益々快調の進撃を続ける作者。
本作は〇〇氏にしては失礼かもしれないが力を抜いた創作といえそうだ。
初手12飛と攻める以外手がないのはさびしい感じで,本作は実質は5手詰といっても仕方がない1局であった。

当時は新進気鋭作家でしたか。いや既に入選68回ですからベテランですね。


これくらいにしておきます。

念のため付け加えておきますと,これらの文章は〇〇先生の詰将棋への深い愛情が書かせたことは間違いないと思います。
ただ,ここに選んだのはベテラン作家に対するものばかりですが,初入選の作者にもかなり厳しい解説をしてました。とても公平な姿勢ではありますが,創作を断念した人もいたかもしれませんね。(オイラの初入選作の解説が勝浦先生でなく〇〇先生だったら…)

また「近代将棋」の思い出で書いたように,近将は選題は編集部が行い,解説者は自分で選んでいない作品を解説するというシステムでした。

さて,解答はコメント欄にどうぞ!あ,解説者の〇〇先生は問題ではありませんから書かないように。

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羽生善治の3手・5手・7手ステップアップ詰め将棋

角建逸さんの新著です。
Doc - 2018-08-22 - 10-35 - p1
例によって,表紙をみてもどこにも「角建逸」の名前はありませんね(^^;;
amazonのページにはちゃんと羽生善治(監修),角建逸著とありました。
でも,Book.or.jpには著者名が登録されていない。
これは出版社のミス(?)ですね。

詰将棋ではなく詰め将棋であることからわかるように,初心者向きの本ですが,読んでみてこれはすでに「教科書」になっていると思いました。

つまり,単に問題がずらっと並んでいる問題集ではないのです。
解説⇒例題⇒問題という構成になっています。
(問題だけなら「問題集」,例題付きで「参考書」,はじめに解説もあって「教科書」と区別しています)

例題のページはこんな感じです。
Doc - 2018-08-22 - 10-35 - p2

もう一つの特徴が「ステップアップ」の章です。
第1章 復習の3手詰め
第2章 ステップアップ3手詰め→5手詰め
第3章 基本の5手詰め
第4章 実戦の5手詰め
第5章 応用の5手詰め
第6章 ステップアップ5手詰め→7手詰め
……
このようなコンテンツなのですが第2章と,第6章が見慣れない見出しですね。

上の例題のページでもわかると思いますが,もう1頁見てみましょう。

Doc - 2018-08-22 - 10-35 - p3

つまり3手の問題を解くとそれが次の5手の問題のヒントになっているわけです。
初心者にやる気を持たせるためには「解けた」という成功体験が不可欠なのですが,なるほどうまい工夫ですね。

オイラも将来の出版計画の中には詰将棋初心者向けのシリーズもあるのですが,とても参考になりました。

著者の角建逸さんは現在,夕刊フジに詰将棋を週に5作連載するという荒行の真っ最中です。
頑張ってください。

ところで第1章のタイトルがなぜ「復習」なのか。
どこにも書いていないのですが,おそらくこの本のことを言っているのでしょう。

最後にこちらも貼っておきます。

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