詰将棋雑談(7) 幻の(?)看寿賞受賞作品

柏川悦夫 駒と人生 第21番 将棋評論 1950.12

駒と人生#21の作品です。
11手目、この形なら誰もが24金左といくに決まっています。
人の心理の裏をつく柏川悦夫らしい作品です。(勿論誉めてます)

山田修司の解説がこれ。

将棋評論賞は作者への表彰らしいが、ちゃんと看寿(中篇)賞を得たと明記してあります。

ところが「看寿賞作品集」に本作は掲載されていないのです。

1950年は北村研一の「槍襖」だけです。

オイラは長いことこのことを不思議に思っていました。

その疑問がやっと解決しました。
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詰棋書紹介(20) 禁じられた遊び


禁じられた遊び 巨椋鴻之介詰将棋作品集 巨椋鴻之介 毎日コミュニケーションズ 2008.4.30
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更新情報

  • 角ブックスの本がつみき書店でも扱えるようになりました。
  • 酒井克彦、中野和夫、赤羽守、般若一族、三輪勝昭、海老原辰夫、そして中篇名作選。
    どこからもかかってこいというラインナップですね。
  • 近藤郷「小さな絵」は売り切れです。
  • 角ブックスではありませんが、松田圭市「すなどけい」は出版社がなくなっていました。著者も在庫を持っていません。
    良い本なので(本の造りは以前に書きましたがオカシイですが、作品は素晴らしい。)残念です。
    手持ちの2冊を古書として近いうちに出品します。短篇が好きな方はお見逃しなく。

詰将棋のルール論争(2) 余詰の禁止(つづき)

1 詰将棋の範囲

1-1 余詰の禁止

誰もが了解している「余詰の禁止」からして、実はけっこう意見の違いはあるんだよという展開をしている途中です。

1-1-2 打点非限定

【図3】

これは打点非限定の中でも、以遠打と呼ばれているものです。ある点から遠ければ良いという種類の着手非限定ですね。
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詰将棋入門(39) 限定打に中合

湯村光造 詰パラ 1956.9

作品集がないのが不思議な作家ナンバー1が湯村光造だ(当社比)。

    大ベテラン。
    作品はどれも極上。

ご本人に作る気がないなら密造してしまいたい。
(お名前をもじって酒野密造という筆名を作ったが二瓶誠氏に譲ったという話を読んだ記憶があるのだが……?)
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詰将棋雑談(6) 橘二叟

塞翁が馬という言葉がある。
ほくそ笑むという言葉がある。
このほくそというのは漢字で書くと北叟で塞翁と同一人物という説があることを知っていましたか?
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詰将棋創作講座を読む(2) 村山隆治「詰将棋の考え方」(承前)

いよいよ具体的な作図法の解説に入る。
引用すると長くなるので、図面だけ利用させてもらって説明は要約する。

実戦形作図法

実戦をヒントにイ図という素材を得たとする。

【イ図】 続きを読む 詰将棋創作講座を読む(2) 村山隆治「詰将棋の考え方」(承前)

詰棋書紹介(19) 夢の華


夢の華 山田修司 毎日コミュニケーションズ 1998.3.10

柏川悦夫の「詰将棋半世紀」を紹介した以上、次の一手は山田修司「夢の華」となるのは大方の予想通りだったはず。
昭和の詰将棋界は短中篇を柏川悦夫、中長篇は山田修司が席捲した。
おそらく二人で密約があったのはないだろうか。 続きを読む 詰棋書紹介(19) 夢の華

詰将棋入門(38) 実戦形

11手詰と17手詰なので先に図面を2つとも並べてしまおう。

金田秀信 王将 1950.1

金田秀信 近将 1954.7

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詰将棋創作講座を読む(1) 村山隆治「詰将棋の考え方」

筆者が持っている村山隆治の本の中で最も古いのが「詰将棋の考え方」大阪屋号書店1950.6.1。
この本に詰将棋の作り方という節がある。
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