詰将棋入門(6) 「一の字」

添田宗太夫 将棋秘曲集 第12番 1752

江戸時代は今まで紹介したような作品ばかりかというと、そんなことはない。

本局は駒数も少ないし、なにより易しい。手数も短い。
では、作者はこの作品のなにを狙いとしているのだろうか。

83桂不成、同角、61飛、同角、同歩成、同玉、53桂、51玉、
63桂、同金、52歩、同玉、34角、53玉、43角成 まで15手詰

解いてみた方はおわかりだろう。
作者の狙いは詰上がりの整い具合にある。

詰上がり一直線。
日本人だったら「一の字」だと伝わる。

このような詰将棋をあぶり出し曲詰と呼ぶ。

添田宗太夫の将棋秘曲集はこのような曲詰に特化した作品集である。

将棋秘曲集についてもっと知りたい場合は次の情報にアクセスすると良いだろう。

またあぶり出し曲詰に興味を持った方は次の本を探してみると良いかもしれない。
あぶり出し曲詰を得意とする作家は何人もいるが全局あぶりだしてまとめられた本は少ない。

  • 岡田敏「群流」1982 枻出版社
  • 門脇芳雄「曲詰百歌仙」1992 将棋天国社
  • 岡田敏「解いて楽しいあぶりだし詰将棋」2000 毎コミ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください