詰棋書紹介(37) 嬉遊曲

嬉遊曲 吉田健 将棋天国社 1979.8.1

好きな作家の作品は解きやすい。
いや正確に言うと,好きでたくさん解いていると,だんだん作者のリズムとか,狙いどころとかが体に染みついてくるので,易しくなる。

今,この作品集に並んでいる作品を眺めると,やさしいを通り過ぎて,どれも作意を空で覚えてしまっているようだ。

それだけ,繰り返し読んだ本である。

いろいろパクらせてもらった。
構図の取り方,変化の作り方,作意の強弱のリズム,作家としての売り出し方……。

しかし文字通り不肖の(無許可の)弟子である筆者は,何一つ師匠を超すものを残すことはできなかった。

それでもかまわないのである。

師匠のもっとも奥深い教えはこの作品集のタイトルに込められている。
その教えに従って生きていけばよいのだ。

一桁の超短編なので3局紹介する。
上段,中段,下段から1局ずつ。

吉田健 嬉遊曲 第1楽章第1番 近代将棋1974.11

吉田健 嬉遊曲 第1楽章第12番 詰パラ1968.6

吉田健 嬉遊曲 第1楽章第1番 詰パラ1965.11

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