二流作家のメンタルヘルス(10)

風みどり ネットとらふ1993年頃


図はネットとらふに「トスバッティング」と題して基本的で実戦的な詰将棋を連載したもののひとつです。

ネットとらふとは宮田利男八段が個人で開いていた草の根ネットです。
残念なことに1996年に閉鎖されましたが,家庭的でとても楽しい場所でした。

そういえば,オフ会で宮田八段の詰将棋をいくつか見せてもらいました。
2~3作見せてもらったのですが,いずれも師匠の高柳敏夫九段の作風そのもので,そのまま『新感覚詰将棋』に掲載されていても何の違和感もないものでした。
将棋の師弟関係というのは詰将棋の作風までも遺伝するのか!?と驚きました。

閑話休題。

この図はその連載の中でも自作には珍しい桂香図式で自作には珍しい4×4図式でもあったので可愛らしく思っていました。
しかし手順は既成のものなので専門誌に投稿することは諦めていました。

ところが次の図が近代将棋に載っていたのです。

菊田裕司 近代将棋1993.7

そうか,既成手順ならよりシンプルにシェイプアップしなければいけなかったんだ。
中途半端に飛車1枚を捌き捨てる逆算をして34桂なんてみっともない配置を増やすなんてセンスが悪いこと甚だしい。

4×4ではなく3×3にすれば良かった!

この話にはまだ続きがあります。

この飛合から馬がダイブする収束はもう作れないなと思っていたのですが,つい最近次の図を見ました。

山村政 詰パラ 2013.10

合駒と2手目躱す難解な変化で味付けされています。
こんな方向性もあったのですね。

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