オリンピックで柔道は見逃せない。
今回のオリンピックでは審判のビデオ判定のゼスチャーがツボにはまっている。(関係ない話と題しているが、ひときわ関係ない話)
子どもの頃から数多くの柔道マンガで勉強してきた。
思い出せる所を復習してみる。
柔道一直線
原作は梶原一騎だということは知っていたが、後で作画が永嶋慎二だったということを知って驚いた記憶がある。
「漫画家残酷物語」「フーテン」「旅人くん」の永嶋先生とはあまりにも作品のイメージが違いすぎる。
結局原作者と喧嘩別れして作画担当が変わったと聞いて納得である。
イガグリくん
福井栄一。
〇〇くんシリーズがいくつかあった気がするのだけれど、これ読んだ記憶があるんだなぁ。
でも内容はまったく覚えておりません。はい。
いなかっぺ大将
「巨人の星」を描く前の川崎のぼる先生だったはず。
粘度の高い涙と猫の先生が印象に残っている。
新・コータローまかりとおる!
蛭田達也。
「コータローまかりとおる!」は空手使いの主人公だったが、この第2部ではコータローは狂言回しになり脱線のやたらに多い柔道マンガになる。
三船久蔵ならぬ三船久三が登場。
きちんと完結しており、柔道マンガの傑作だ。
(つい最近読み返したので間違いない)
ちなみに第3部は忍者ものなのだが、途中で休載になりいまだに完結していない。
1・2の三四郎
小林まこと。
主人公の東三四郎はプロレスに進むのだが、高校時代は柔道で活躍する。
小林まことは面白い。
柔侠伝
- 昭和柔侠伝
- 現代柔侠伝
- 男柔侠伝
- 日本柔侠伝
- 新柔侠伝
と続く長大なシリーズ。
「日本柔侠伝」以降はなんともいえないが、「柔侠伝」「昭和柔侠伝」「現代柔侠伝」まではマンガ好きなら必読の名作だ。
柔道部物語
小林まこと。
正面から柔道を取り上げたマンガとしてはベスト1の名作だ。
絶妙な間のギャグとシリアスな展開のコントラストがたまらない。
そして一番絵が巧いと思っている。
- 人物1人の立ち絵は練習すれば誰でも描ける。
- それに背景が付くと格段と難しくなる。身長の設定などキチンとしていないと違和感が出てくる。さらにその人物に芝居をさせるのはまた難しい。
- 人物2人が接近して絡むとこれがとんでもなく難しくなる。だからまさに柔道マンガの絵を描ける人はとんでもなく絵が巧い。
- さらに人物が裸だと難易度はまた上がる。なのでエロマンガ家は超絶絵が巧い人でないと難しい。(初期の枕絵の違和感を見よ)
……というわけで高校で美術部の部長も務めた私としては、優れたエロマンガを見ると買わずにはいられないのである。(しかし、最近泣く泣く処分した)
花マル伝/新・花マル伝
いわしげ孝。
「柔道部物語」と正面から対抗するのはこの作品だろう。
この作者も嫌いではないが、芝居と演出が少し大袈裟すぎるので個人的には「柔道部物語」に軍配を上げる。
しかし、この作品もヒキの力は抜群で、1巻を手にしたら最後「新・花マル伝」の最終巻まで読まずにはいられないだろう。
YAWARA!
浦沢直樹。
今の時点では、これが一番有名な柔道マンガなのかな?
伊東富士子が可愛いよね。
女子柔道を取り上げたという意味で画期的な作品といえるだろう。
そして浦沢直樹だから安心のクオリティー。
コンデ・コマ
原作鍋田吉郎。作画藤原芳秀。
前田光代の伝記風マンガ。
異種格闘技戦はまた別の面白さがある。
そういえば柔道は『バキ』には登場したことあったっけ?
七帝柔道記
高専柔道が旧帝国大学七大学に受け継がれたなんて知らなかった。
自伝的小説が原作なのでヒキは弱いのが難点か。
帯をギュッとね!
河合克敏。
最後まで読んだはずなのだが、内容は思い出せない。
今度読み返してみようかな。
JIM女子柔道部物語
小林まこと。
ただし恵本裕子の原作あり。
原作ものだが流石小林まことなので楽しい。
実在の人物がボコボコ登場するのも楽しめる。
現在11巻でまだまだ連載中。
もういっぽん!
村岡ユウ。
これはこれから読んでみようかなと思っているマンガ。
村岡ユウは「むねあつ」「ウチコミ!!」「やわらか」などの柔道マンガを描いてきている作家。
どれも読んだことないが、そろそろ読んでみようかなと。
ということで、お薦めのベスト3は
- 新・コータローまかりとおる!
- 柔侠伝
- 柔道部物語
で決まり!
他に忘れている柔道マンガがあったら教えてください。
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