優秀な詰将棋作家に独り身が多いということで、彼等の創作思想や技術が継承されないのではないかと心配する向きもいるかもしれない。
それは杞憂である。
詰将棋のミームを伝えるのはDNAではなく作品そのものだ。
作品さえ残れば、いつかその思想は受け継がれ発展していく……と思う。
でも念の為、作品集は遺しておいた方がいいと思う。
オイラ自身の3人の子どもは誰一人として詰将棋に興味を持っていない。
親から子に伝えるのって逆に難しいんじゃないかな?
そういう意味で『将棋勇略』はたとえ評価しなくても、伊藤宗印は尊敬に値する。
でも彼の場合は献上図式を纏めなくてはいけないという環境の影響も大きい。
だからYさん親子とかFさん親子とか、特に親御さんは偉大だと思う。
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