詰将棋つくってみた(131) 課題29:持駒に香のある11手以下の詰将棋

課題29:持駒に香のある11手以下の詰将棋を作ってください。

手数が長くなりがちな課題が続いたので、今月は短編しばりです。
初めは9手以下にしようかと思ったのですが、日和ってちょっと緩めました。

短編で持駒に香を持たせるということは、間駒の変化をキリッと纏める必要があります。
今月は変化を割り切る練習といっても良いかもしれません。

「つくってみた」は初心向きの企画ですから(!?)ですから、無駄合概念をフルに使って構いません。「作者が無駄だと主張したら無駄」ということにします(^^)。

  • 未発表作に限ります。
  • 投稿先はkazemidori+kadai@gmail.com
  • 締切は4月29日(土)
  • Judgeは駒井めいさんです

例題1 風みどり 詰パラ1978.10

5手詰です。おやおや2手目間駒の変化が割り切れていませんね。(7手駒余りの変長です)
当時は変長が悪いなどということではなかったので、わざと変長を入れていました。(その方が難解になって解答者の評価が上がるから)
今では風みどりも更生して割り切った図も作っています。

というわけで間駒の変化を割り切る練習ですから、ぜひとも短手数の詰将棋の作図を心がけてください。

例題2 風みどり 詰パラ1981.7


7手詰です。
しかし序の4手は付け足しなので、骨格は持駒香の三手詰です。
つまり間駒の変化は無駄合で処理しています。

例題3 風みどり 近将1983.9改


9手詰です。
本図は間駒を作意に取り入れています。

どうでしょうか。一桁の短編で香車を持駒に持つことを条件に作ってみると「詰将棋」になるような気がしませんか。

風みどりの作品だけではショボいので名手の作品も一つ。

例題4 村川純一 詰パラ1975.6

最近流行のペレ・ムーヴ(略してペレというのが定着したのでしょうか?)ですが、こんな昔からあったんですね!


「未発表作」とあるけれどtwitterで流した作品はダメですかと質問がありました。
昨今はtwitterも既発表とする風潮ですが、つみき書店はそんなに厳しくしても仕方ないのでインプレッション3桁まではOKとします。(1000を超えていたら既発表扱い)

例題1 風みどり 詰パラ1978.10

例題2 風みどり 詰パラ1981.7

例題3 風みどり 近将1983.9改

例題4 村川純一 詰パラ1975.6

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