柏川悦夫 『駒と人生』第51番 王将 1954.8
こうやって柏川作品を紹介していると、改めて偉大な先駆者だと理解できる。
ただそれでも、その時代の他の作品を知らないので頭の上の方の表面だけの理解だ。
おそらく「もう当たり前になってしまって誰も柏川悦夫の功績だと理解できないもの」にもっとも大きな功績があるのだろう。
こうやって柏川作品を紹介していると、改めて偉大な先駆者だと理解できる。
ただそれでも、その時代の他の作品を知らないので頭の上の方の表面だけの理解だ。
おそらく「もう当たり前になってしまって誰も柏川悦夫の功績だと理解できないもの」にもっとも大きな功績があるのだろう。
詰将棋入門(33)で岡田秋葭の「新四桂詰」を紹介した。
そこの追記に書いた話。
続きを読む 詰将棋雑談(8) 新四桂詰・新々四桂詰
昨日の「ノート」–純四桂詰作品集覧– にさっそくコメント・メッセージで漏れている作品をご教授頂いた。このスピード感はやみつきになりますな。
まずは戸田さんからコメントを頂いた「将棋殺人事件」。
買ったのは慥かなので本棚を探してみたけれど、見つからない。
そこで小林さんからメールが届いた。
詰研会報83号のシンガエ論考をスキャンしましたので、送ります。
若島さんが作り直した、赤沢真冬の最新作(竹本健治「将棋殺人事件」)は見つかりませんでした。文庫本買ったんだけど、捨てちゃったかなあ。
若島さんの巻末解説はとても良かったので、そこだけでもぜひ読むべきです。・・・数時間後・・・・
本は見つからなかったけれど、若島作の図面は発見しました。
2009年の看寿賞選考で、谷川作の後半15手ほどがほぼ同じなので比較していたのでした。
この2作を比べるのも興味深いかと・・・。
数時間も探してくれてありがとう。
(私は30分であきらめました)
続いて浦野先生から教えて頂いた作品。
中田章道 「駒の詩」#71 (1983)
年賀状で使った作品のようです。
次にドリーさんからの指摘。
最後に岡村さんからの指摘。
墨江酔人作(近将1988・5、99手)の全駒作品は、発表時期や手順の比較から、七條兼三作(パラ1987・7、43手)の歩なし全駒作品を逆算し直したもの、というところでしょうか。
付け加えた52歩成の処で余詰(63飛)が生じてしまったのは、創作にありがちな落とし穴ですね。
墨江酔人も七條兼三も同一人物です。(念のため)
七條兼三 詰パラ1987-07
最後の2作はT-Baseの検索でなぜひっかからなかったか謎です。
Tweetこれが「死刑の宣告」。
この作品は作者不明なのでしたっけ?
そんなことないよなぁ。
そして詰上がりのインパクトを極限まで追求した作品が出現。
「純四桂詰」というジャンルを生み出した。
そして純四桂詰で記憶にあるのは次の作品。
他にあったら教えてください。
初刑全駒配置を実現したのが次の2作。
「将棋墨酔」#91
ただし今回柿木先生に調べて貰ったら、81手目52歩成の所、63飛で余詰と出た。
熱心家は検証してください。