柏川悦夫 駒と人生 第21番 将棋評論 1950.12
続きを読む 詰将棋雑談(7) 幻の(?)看寿賞受賞作品 Tweet
ついに出た。
最新の27年度受賞作まで網羅した看寿賞作品集!
人様の作品を解説するというのは、エネルギーをけっこう使うものだ。
ましてや、受賞作品は重量級の作品が多いし、本になるとなると責任も重い。
自分で作ったか、解いたか、解説したか、選考したかでないとなかなか作品のすみずみまで理解することは困難だ。
本当に膨大な仕事をやり遂げた柳田大兄に敬意を表したいと思う。
まだ、ぱらぱらとめくった程度だが、旧版の解説も手を入れてあったりするようだし、短評が変わっていたりする。
丁寧な仕事だ。
さて、旧「看寿賞作品集」と比べてみる。
最初に嬉しかったのは紙がよくなったこと。
300ページから600ページと倍近くなったのに、大差ない厚さ。きっと経年劣化もしにくい紙なのだろう。
装丁は旧版の方が気合が入っている。
これは新版は書店売りをしない方針だからかなぁ。
旧版にはスピン(しおりに使うひも)があったのに、新版にはついていない。
これはつけてほしかった。
コストを抑えるためだろうなぁ。
旧版は「杏・圭・全」だったのが「成香・成桂・成銀」になっている。
「宇宙」がなんだか違う作品のように見えた。
星はやはりなし。
昔と違って、今は盤面に星を入れるのは簡単なのに、なかなか実現しない。
フジタマさんらと作った「日めくり詰め将棋カレンダー」がもしかしたら唯一か。
あれをきっかけに星が標準になってくれることを期待したんだけどな。
編集を角さんがやったら、もっと素晴らしかったんだろうけど、それは望蜀。
ちょっと高いけど、価値を考えると実に安い。
若い人はアルバイトしてでも入手しておくべき。
追記:そういえばひとつだけ気になる点が。
それは「完全版」というタイトル。
まだまだ看寿賞作品は増える見込みなのだから、次回につけるタイトルに困るのでは?
そして「完全版」をつけてよいのは「塚田賞作品集」。
これも書くとしたら柳田さんしかいないのでは?
利波さんの簡素図式。
さすがに手が狭いので易しい。
「最後の驚き」も予想通り。
それにしてもランダムでT-Baseを鑑賞するとは、それこそ時間がいくらあっても足りなそう。
詰将棋の研究書は楽しみだ。
東京大会を目標にぜひぜひ。
結果稿が上がり次第、今月号は解きたい気持ちが高まっている。
それにしても宮原さん小中でトリを取っている。凄い。
武島さんも3作。これも解かなくては。楽しみだ。
さらに三輪さんにいたっては4作も登場。
きっと今年の名古屋大会の解答競争にもたくさん三輪さんの難解短編が出題されるんだろうなぁ。
短大に凄いメンバーが並んでいる。
新担当は、皆さんその詰将棋の実力も文章の実力もよーくご存じ、やっくんです。
口説き落とすのに結局1年半かかったなぁ。(もっとか)
とりあえず、これで大学院も安泰だっ!!
オイラの仕事もあと今書きかけの5月号の結果稿と、6月号の結果稿、そして半期賞の選定のみ。
それが終わったら、総括して、またこの玉手箱中心に遊びたいと思います。
長編は2作。
よしよし(^^)v
中編はどちらも楽しい作品で、やはりこういう路線、いいですよねぇ。
もりもり開発されて欲しい分野です。
中野さんも復活して欲しいです。
若島作15手についてちょっと議論らしい議論になっていますね。
もっと、やれやれ(^^;;
ともあれ、受賞者の皆様、おめでとうございます。
全国大会でお会いするのが楽しみ!
廣瀬さんは来年表彰という訳にはいかんのかな。
連絡も付かないとは可哀想すぎる!
例によって紛れはざっくりごっそり省略。
いわゆる「検討用紛れ」は鑑賞する人には不要だからだ。
しかし、創作難度という視点を評価項目に持つ人からすれば、重要かも。
詰将棋をどう評価するかは、結局はその人が詰将棋とどういう付合いをしているかによる。
だから、他人の評価眼をどうこういうのは野暮ってもんだ。
こちらもおめでとうございます。
同人記念出題とかするのかな。楽しみです。
作品集も楽しみですね。こちらは、まだまだ先かぁ。
今日は詰パラが間違いなく届いているなどと考えてはいけない
— goburing (@goburing) July 2, 2012
帰りがけに上のツイートを読んでドキドキしながら帰宅。
届いていました7月号!
読みました。
短編はオイラなら谷本治男作と真島隆志作を推しますね。
解いたからやはり愛着があります。(真島作は解けてませんが銀合には驚いた。)
受賞の谷口源一作は良い作品だと思います。成桂が残るのは気になりますけどね。
思い出した作品を一つ貼ります。
中編はやはり票が分かれてしまった不運としかいいようがありません。
2次投票の結果、「該当無し」も過半数ではないわけですから、相馬、若島、該当無しの3択で3次投票をすれば良かったの思うのですが、どうなのでしょう。
議論の中で若島作の成桂や相馬作の成銀について問題視されているのには違和感を感じました。
それと添川さんの「月夜浜」について「バッカス」と比較している所は疑問です。
オイラの中では「バッカス」も「放れ駒」も「月夜浜」も受賞級。
添川公司だけ受賞基準が高くなってしまうのは仕方ないのかなぁ。
それにしても、看寿賞委員会のみなさん、お疲れ様でした。
いや、これだけの作品を調べるだけでも気が遠くなる作業。
頭が下がります。
オイラなんて月に2題を調べるだけでも気息奄々。
そういえば、いつも看寿賞委員長兼任の柳田会長が全国大会で受賞作の解説をしていますが、今年は大変ですよ。
幸い長篇受賞者は御3方とも大会参加でしょうから、今年は作者による自作解説というのはいかがですか?
おぉ、昨年の解答選手権のときから話題に上がっていた赤羽守作品集がとうとう正式に発表になったのですね。
そうです。今年の全国大会は
この2つが目的です。
大学院も解いてください~>広瀬七段
念願かなって、下半期は3題出題となりました。
1題は「もっとやさしい大学院」向けの投稿から撰題する予定です。
ただし7月号は気を抜けない作品を3題揃えてしまいました。
どの作品も解いて納得の解後感をお約束できます。
本当に、この3題は解かなきゃソン!
今月はオイラの文章いつもにましてダメダメだな。
説明不足、練り不足、まだシノプシスの段階のような感じ。
両題とも手数は長くはないのだが略記が出来ないため予定以上に棋譜でスペースを喰ってしまった。
そこらへんが言い訳。
両作者には申し訳ない。
こりずにまた投稿をお願いします。
Tweetですが…ちょっと今回は個人的には不満しかありませんね…特に短編・中編。
作者・選考委員の方々にはすごく失礼ですが、何か他の事情があったとしか…
引用元: 81puzzler 平成23年度看寿賞.
他の事情…ありえません(^^)
看寿賞にしろ半期賞にしろ塚田賞にしろ、最終的には「運」が大きいのです。
もちろん受賞作品とその作者には最高レベルの賞賛があってしかるべきですが、受賞できなかった作品が受賞作に劣っているということではありません。
「運がなかった」としか言えない場合があります。
問題は「受賞しなかった作品は忘れ去られてしまう危険性が高い」ということ。
それらの作品を救う手段は「忘れないこと」に尽きます。
具体的には「この詰」がまさにその為のアクションだと言えます。
森田さんの詰研会報でも同様のアクションを起こしていました。
このブログなどで、過去の素晴しい作品を紹介するのも「埋もれさせない」努力のひとつだと思っています。
一人一人がそういう作業を行っていくことが大事なのではないでしょうか。
そういえば芹田さんがtwitterで連載している作品紹介も素晴しいです。
是非どこかで纏めてくれることを期待しています。
宮原さん自身の81puzzler 勝手に選んだ昨年のベスト一局なども重要なアクションです。
その予想と結果が違っていてもなにも不満を持つ必要はありません。作家は自分自身の審美眼を持つべきだからです。
「今年の看寿賞」 詰将棋
今年の看寿賞が発表されたわけ<ですが、中編は該当作なしとか、、、。2年連続の異常事態です。
http://www005.upp.sonet.ne.jp/tsumepara/contents/4appre/kanju/kanju11.htm
今回は糟谷作か相馬作のどちらかだと思っていたのですが、、、。
まあ、選考は選考委員の方がやるのだからどういう結果になっても仕方ないのですが、看寿賞の意味付けって、その年の中での良い作品ということにして、該当作なしというのは止めた方が良いのではないかと愚考する。
一定の質が必要という意見はもっともらしく聞こえるけど、実はそうでは無いと思う。では、過去の大昔の看寿賞の作品を見たときに、今でも受賞する作品がいったいいくつあるというのか?3割もないのではないでしょうか?
つまり一定の質というのも時代によって変質する、まやかしであって、実に主観的であやふやなものです。
だから、いっそその年度では一番良い作品を表彰するということにすれば、その年の一番良い作品であれば良いのですから、年度によって質の低いものでも受賞するという、運不運は発生するかもしれませんが、公平で恨みっこ無だと思うんですがねえ、、、。
引用元: 今年の看寿賞 | 将棋雑記.
該当作無しになった経緯は7月号を待つしかないですが、利波さんの気持ちは痛い程よくわかります。
選考委員の皆様には、該当作無しはなんとか回避してくださるようお願いしたいです。
ただ「その年度では一番良い作品を表彰する」ということでは、やはり選考委員の意見が分かれて「該当無し」になることは起こってしまうと思います。
特に中篇は詰将棋の最も豊穣な圏だからです。
例えば、手筋物と曲詰と打歩打開の新手筋作が候補作として並んだ時、一体どうやって「一番良い作品」を選ぶことができるというのでしょう。
不可能です。
漫画と映画と小説から「一番いい作品」を選べといわれたら……と考えてみればわかると思います。。
では、どうしたら良いか。
オイラの考えでは「これからの詰将棋の発展方向を示す作品」を選んだらどうかと思っています。。
作品の完成度とか発表時の解答者の評価はとりあえず横に置いておいて、作家たちが「おぉ、この方向で創作すれば看寿賞を取れるかも」という作品を選びたい。
そして詰将棋の新しい地平を拓くような作品を創作すれば看寿賞が取れるという動機を若い作家に与えたい。
そう考えております。
Problem Paradise on Twitter
「受賞したことについては、幸運だったとしか言いようがない。それはべつに今回に限らずいつだってそうなので、当たるも八卦当たらぬも八卦ということはよくよく知っている。」
「これは…とひそかに思っていた自信作がスルーされてしまうこともある。その反対に、えー、これですか、と内心思っているような作品が受賞したこともある。だいたい、差し引きしてみるとプラマイゼロという感じだろうか。」
「話を元に戻して、では作家として賞というものにどう接するかというと、まあ半々の態度だろうか。半分は、これが詰将棋界最高の栄誉として設定されているのだから、その御神輿の担ぎ手の一人に自分もならなければいけない、という気分。もう半分は、この評価がすべてだとは思わない方がいいという気分。」
「だから、看寿賞を狙う、というようなことはめったに考えない。それでは何を目標にして作るのか?と言われると、何も目標はないと答えるしかなく、要するにそのときそのときに思い描いた妄想を図にできたその刹那的な喜びだけで詰将棋作家としては満足なのだが、気の長い話なら考えないことはない。」
「気の長い話とは、たしか橋本哲さんが言っていたような気がするのだが、将来記憶され引用されるような作品を残すことだろうか。看寿賞もそのときの、時代の産物である。今の目で見ればどうかと思うものも多い(看寿賞受賞作というだけで何度も引用するのは、引用者の鑑識眼のなさの証明でしかない)。」
「早い話が、看寿賞受賞作でも、将来には淘汰されていくわけで、たいていの作品は忘れられる(実際、わたしは第5回からリアルタイムで看寿賞に目を通しているが、たぶん記憶しているのは半数もないだろう)。その反対に、看寿賞を獲らなくても、いつまでも憶えている作品はたくさんある。」
「そういうわけで、詰将棋を作り続けるその理由というか原動力は、もし100年先の未来にも『この詰将棋がすごい!』が出版されていたとしたら、そこに引用されてくわしく解説されるような作品を残すこと、ということになるだろうか。最後はコマーシャルでした。」
引用元: 平成23年度看寿賞・門脇芳雄賞: 詰将棋メモ.
そうそう「運」なんです。
あいや、若島作が運良く受賞なんてことでは勿論無いです。
ちなみにオイラも若い頃1回だけ看寿賞をもらいました。
正直なところ運が良かったことと塩沢さんのお陰だと思っています。
看寿賞は「お祭り」なので、そのつもりでみんなで楽しむための物なのです。
607 :名無し名人:2012/06/26(火) 00:16:36.98 ID:qCl/sFhu
表向きには絶対に言わないだろうけど長編3作受賞させるために中編切ったんでしょ
中編作だけの問題じゃなく総数の問題
賞金とか副賞とかをあんまりばら撒けないしね611 :名無し名人:2012/06/26(火) 00:48:06.18 ID:kqhxSH6L
真島と井上を受賞させたのは全国大会が長野だからじゃね?623 :名無し名人:2012/06/26(火) 20:28:07.36 ID:ooU5G9og
なにこれ?裏金?624 :名無し名人:2012/06/26(火) 20:38:36.03 ID:qCl/sFhu
短編は某棋士のごり押し、長編は詰アルプスへの政治的配慮
看寿賞選考委員には何人も知り合いがいるので逆にコメントしづらい。
なんというか悲しくなった。
別に「看寿賞選考委員に推されたら引き受ける覚悟はある」という人以外は発言するなというわけではないが、
あまり詳しくない人が読んで本気にするかもしれないからこーゆー発言はやめてほしいなぁ。
やったことがないのでわからないが、看寿賞選考委員というのは大変な仕事だろうなと想像する。仕事の量も半端ではないはずだが、評価しているというよりは、評価を評価されているという立場だからだ。審査結果についてあれこれ言われることを覚悟しなければならない。
— Problem Paradise (@propara) June 25, 2012
看寿賞が現行の選考方式になる際、委員を依頼された。当初はお断りしたが、何度も誠意のこもった説得を受けて悩みに悩んだ。本当に私がやっていいのか。やるべきなのか。責任を持てるのか。
— 詰将棋指し (@nenehimapapa) June 26, 2012
Tweetそんな時、上田吉一さんにお会いしたので、選考委員を引き受けるべきか相談してみた。「それはやるべきです」上田さんの返答はノータイムで、キッパリとしたものだった。「浦野さんがいいと思った作品を選べばいいんですよ」そう言ってニッコリ笑ってくれた。
— 詰将棋指し (@nenehimapapa) June 26, 2012
看寿賞の速報が出たのですね。
平成23年度看寿賞は次の通りです。
選考結果などの詳細は、詰将棋パラダイス2012年7月号(7月1日発売)をご覧ください。
短編部門:谷口源一 作(将棋世界8月号)
中編部門:該当なし
長編部門:若島 正 作(パラ664号、大学院)
(詳しい解説は詰パラ平成23年10月号を参照)
長編部門:真島隆志 作(パラ667号、大学院)
(詳しい解説はパラ平成24年1月号を参照)
長編部門:井上徹也 作(「特異点」、パラ668号、大学院)
(詳しい手順・解説はパラ平成24年2月号を参照)
特別賞:該当なし
引用元: 看寿賞.
なんと大学院から3作!
驚きです。
しかもすべて下半期から。
半期賞に選んだ2作が含まれていて、担当者としてはちょっと安心。
半期賞に選べなかった井上作が選ばれたことは本当に有難いと思います。
作者の皆様、おめでとうございます。
そしてあらためてありがとうございます。
是非是非また大学院に作品をお寄せください。
(看寿賞受賞作家は受賞後第1作を大学院に投稿しなくてはならないという規定を設けたらどうだろう)
ところで中篇が「該当無し」は意外でしたね。
中篇はテーマも仕上げ方も豊富だから審査員の票が分かれてしまったのかな。
若島・真島作が中篇的なテーマなので比較されてしまったという可能性もあるなぁ。
(もっとも若島・真島作が中篇手数で纏まったらそれこそ神局です)
いずれにしても7月号が楽しみだ。
選考結果などの詳細は、詰将棋パラダイス2012年7月号(7月1日発売)をご覧ください。
詰パラも商売が上手くなったねぇ。7月号は来年の看寿賞候補作も満載に違いないので絶対にお買い得です。
ところで「(詳しい解説は詰パラ平成23年10月号を参照)」なんかもバックナンバーを売ろうという戦略なのだろうか。
そこまで考えていないだろう思うので、パラ読者でない方の為に大学院の解説ゲラを公開してしまおうか。
いや、どうせここを読んでくださっているのはパラ読者だろうしなぁ、意味ないかな?
結果院1201その3
結果院1110その2
結果院1202その2
人見知りする質なのであまり人の集まる所に出かけたりすることは少ない。
ところが、どういうわけか年に一度の全国大会にはここ数年、連続して参加している。
自分用はすでに柳田さんから直接入手していたのだが、友人に頼まれていたので購入。
全詰連の書籍としては初のハードカバー?
やはり、上製本はいい。
私も本を作りたくなってきた。
この玉手箱をそのうち纏めてみようかな。
谷川浩司詰将棋作品集。
すでに毎コミに予約してあるのだけれど、直筆サインが貰えるとのことなので、保存用に購入。
頼まれていた分も購入。
さっそく、平成22年1月号の作品が掲載されているかを確認。
あった!
ということはつまりオイラの文章も谷川浩司作品集に載っているという事だ。
これは嬉しい。
近藤郷作品集。
懇親会会場でサインも貰った。
気になっている作品を探す。
あった!
第4番。
よかった。ちゃんと修正されている。
45香か。
口惜しいけど、駒を置かなければ修正できない事はオイラも確認した記憶がある。
詰将棋解答選手権2011は藤田さんの表紙やグラビア頁のデザインだけでも買う価値あり。
来年もチャンピオン戦は選手として出場するつもりだけど、一般戦・初級戦は東京会場の手伝いではなく、船橋か宇都宮に遠征して手伝いに行こうかな。
この詰2010はもちろん去年の2010。
次号はこの詰2012で、来年でる。
ではなんで買ったかというと、去年買った2010がもうボロボロになってきたから。
昨年の夏にトルコに連れて行ったら、鞄の中でコーラでもこぼれたのか大変な災難にあったりしている。
まとめて貰った。
こちらは今回は不作で、具体的には1作も集められなかった。
デパートの岡村さんが上田さんから図面をもらっているを指をくわえて眺めているだけ。
しかし、伊藤正さんと初めてお会いする事が出来た。
来年の6月までには作品をもらえる予定。楽しみだ。
洞江さんからも20年ぐらい先に投稿して貰える事になった。生きてるかなワシ。
橋本孝治さんの姿も久しぶりに拝見して、作品くれるようお願いしたかったのだが、まだまだ時間があると思っていたら、大会の途中で帰られた。
残念至極。
今年はカミさん同行で来た。
そのお陰で、当日の午前中は大阪城見学。
翌日はUSJと疲労困憊。
夜に柳田会長一家とすれ違い。「お互いに大変ですね」とテレパシーを送った。
今年も読み応えがあった。
でも、対立があればもっとドラマチックで面白かったのにな。
2作受賞も、変長もすんなり通過でなんだか肩すかしを食った気分。
短・中篇も「年間最優秀作」という趣旨で決めてしまえばいいのにと思うが、そこらへんも対立が深まらずすんなり「受賞作なし」に決まった印象を受けた。本当は色々対立があったのかもしれないけど、柳田さんの筆がそこらへんは書きたくなかったのかな。
「他作が弱かったのでラッキーで受賞」というのもアリだと思うのです。(オイラみたいに ^^;)
まぁ、これはやじ馬の感想です。
それにしても受賞の両名には本当におめでとうと言いたい。
2作受賞ってあまりないですよね。
いのてつさんはいきなり「図面が貼れる掲示板」に完成度の高い作品を貼り付けてくれて驚いた。
看寿賞審査員の解答欄魔さんが「とっとと投稿しましょう」といったコメントをつけていたっけ。
あれがもう、かなり昔の事になるのだから、歳を取ると月日の流れるのが本当に速いと実感する。
いのてつさんからは、さらに投稿を頂いているので、後期の大学院にも要注目だ。
添川さんは10回目の受賞。
凄いとしか言いようがない。
100作の作品集を作るとして、1割が看寿賞受賞作。
受賞歴を増やすごとに、ますます受賞が難しくなる傾向もあるはずだ。
煙詰を発表しても「また添川さんの普通の煙詰の傑作か」といった矛盾をはらんだような印象がある。
「虹と雪のバラード」も平成23年度の他の作品と比較されるのではなく、「大航海」と比べられてしまうのだ。
そして実際、昨年発表した5作中4作の煙詰は受賞できず、唯一の非煙詰である「奇兵隊」が受賞した。
(「奇兵隊」が看寿賞を取る事が前もって判っていたら、半期賞は最初の予定通り「放れ駒」にすればよかったかなぁ)
添川さんからも、先日、待ちに待った新作が届いた。後期の大学院にも要注目だ。
若島正と上田吉一が並んでいます。
もう感無量。
昨年、高坂さんから上田さんの新作があると聞かされた。古い作品の修正図らしい。
なんとかその作品を入手しようと画策していたら、twitterで若島さんから仲介してくれるとも申し出があり、一も二もなく飛びついた。
さらに、是非、この二人の名前を大学院で並べてみたいからと、若島さんに新作を依頼。
「夏ぐらいまで考えてみましょう」と返事を貰ったときは嬉しかったなぁ。
ともかく、たとえ白紙でも今月の大学院に解答を送らなかった損です。
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