「Limit7」制作備忘録(1)

主に自分のために、「Limit7」制作のメモを残しておこうと思う。

その前に、正誤表を更新したことをお伝えしなければならない。
指摘してくださった皆さんに感謝したい。

あれだけ校正を繰り返して修正を重ねてきたのに、こんなにミスが残っていたとは痛恨である。
反省すると、解説文の棋譜の読みが甘かったと言うことだ。

詰将棋の本は図面が大きな位置を占める。
ところが図面の途中で改ページはできないため、そのまま版を組むと隙間だらけの間延びした書面になってしまう。
それはかまわないという行き方もあるが、その結果ページ数が増えると印刷・製本料金が高くなり、つまりは定価が高くなる。

そういう事態を避ける方法が1作あたりのスペースを固定し、解説文をそのスペースに合わせるという方法だ。
しかし「Limit7」はその性質上、この方法はとれない。解説の必要もない初心向きの作品から、合駒連発の難解作までバラエティに富んだ選題だからだ。
解説者が書きたいだけ、自由に解説は書いてもらうという方針だ。
もっとも編集作業中は「解説が1行短く収まってくれたら」と思うことしきりだった。逆に「このページすかすかだから、もうちょっと詳しく書いてくれないかな」と思うことも。

今回は次のような対応をした。

通常は番号・作者名→図面→作意→解説という順序だが、場合によっては番号・作者名→作意→図面→解説という順序も使うことにした。
ただし、その変更は奇数ページの右段では行わないことにした。図面を見るためにページをめくらなければならないからだ。

あとは各ブロック間の空白の微調整だ。

さて、この作業で1カ所を修正するとそこから章の終わりまで影響が及ぶ。
途中で、作品の差し替えがあったり、駒数の数え間違えから作品配列の変更も最終段階であったのだが、その度に1章まるごと調整のやり直しである。
(索引ページ等も作り直しである……)

文字の方に意識を集中させると番号・作者名→作意→図面→解説の必要がなくなったのにそのままの順で戻し忘れた部分が見えなくなる。
その結果、逆に解説部分は意識から薄れていってしまったんだと思う。
文章のバグを完全に取り去ってから組版作業に進むというのが理想だが、それは現実的に可能なのだろうか。

今回はこの図面と作意の位置交換はすべて手作業で行った。
ブロック間の空白の調整も1mm単位で動かしながら毎回コンパイルして確認しながらの作業だった。
これは大変なので、次回は位置交換も組み込んだ設計にする必要がある。

例えば
\作品{001.ki2}{}{} と書けば、図面→作意で空白も標準。
\作品{001.ki2}{R}{T} と書いたら、作意→図面になり、空白はタイト。

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