下図はわが風家に代々伝わる「将棋図巧化」の第四番である。
46馬、同玉、24角成、35角合、同馬、56玉、
46馬、同玉、13角、35角合、同角生、56玉、
65銀、同香、57歩、45玉、56角迄17手詰。
これが我家の秘伝古図式の第四番の近代的解釈による作意です。
と書けば、恐らく読者の皆様「13角に対して24歩合とすればどうなるのか?」
と質されることでしょう。ごもつとも。24歩合こそが原作者の作意と思われるのです。
(推定作意)13角以下、24歩合、同角成、35角合、同馬、56玉、46馬、同玉、13角、24歩合、同角成、35角合、以下145手歩16余る。
角合18回のハガシ趣向(但し玉方の盤面配置駒をハガすのではなく持駒をハガす点が特異)本図の正体でした。
第五番は図面のみ紹介いたします。百手を越す変化を秘めた玄妙な三手詰です。
追伸:「将棋図巧化」は「しょうぎずっこけ」と読みます。
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