詰将棋つくってみた(186)
 課題38:結果発表(3)

続きです。

第11問 negitarou

正解
34銀、14玉、15角成、同玉、16馬、24玉、
25香、35玉、37香、36歩、同香、同玉、
37歩、同玉、38歩、36玉、27馬、同玉、
28金、36玉、37金、35玉、36香まで23手詰

★手数がかかることもあるが不思議に詰めにくいところがある作品。変化もいくつかあり、作意では27馬捨てが入ることろが好感持てる。

松崎一郎 香の射程距離をいかした詰みの形。
占魚亭 一本道のようなものだけど、大駒2枚消える所が良いですね。
keima82 収束の手順と形はあまり見たことがなく、なかなかカッコいいですね。
竹中健一 強引な序盤でびっくり。初手16馬が足りないからおかしいなぁと思って考え直しました。
松澤成俊 27馬がやりたかった手なのかな。あとはいつも通り「詰将棋ではあまり見ない筋で盲点」かも(笑)
ぎょうざパン 「香の串刺し」の詰上がり、気持ち良いですね。15手目の38歩を取れない所、上手くできていますね
まつきち 詰上りが狙いかと思うがいささか重い。また手順も27馬捨てだけでは20手台を支えるには物足りない。
negitaoru 自作。4五歩(攻方)が工夫した駒です。1七歩(攻方)を省略したかったのですが、「歩」が1枚足りなかったです・・

第12問 Alexander Kalenov

正解
45銀、同馬、46金、同馬、26金、同玉、
23飛、36玉、25飛成、37玉、28龍、同玉、
29香、同金、同龍、37玉、38馬、36玉、
47銀、同馬、27龍、45玉、47龍、54玉、
55歩、53玉、71角、62桂、54金、52玉、
16馬、43歩、同馬、同桂、同龍、61玉、
41龍、51歩、73桂、71玉、51龍、82玉、
81龍、93玉、94歩、同玉、95歩、同玉、
96歩、同玉、97歩、同玉、98歩、同成銀、
同と、同玉、89銀、97玉、98香まで59手詰

★26金、同玉、25飛では16玉(37玉)で全然届かない。74馬の利きを通すためにも45銀と攻めるしかないが、同馬でこの馬が27に利いてくる。46金が強引な強手だ。これは同馬と決まりこれで26金、同玉に23飛と打てる。
★その後28龍と切り29香と駒交換をしていくのが、詰将棋らしくない手で指しにくい。馬を引いて47銀、同馬に27龍とするのも実戦的。変化も広くなり55歩に53玉と決まった後も71角から合駒させて54金と抑え16馬と力強い手が続く。71角に対して62合が最後の難関で桂合に限定されている。
★桂打の前に41龍と入り1歩補充しておけば、あとは手数はかかるが一目の詰みだ。このときは桂は品切れである。
★詰将棋らしさには欠けるが最後まで破綻無くまとめあげる読みの力はかなりのもの。これからの成長が楽しみな新人が登場した。

松澤成俊 カッコいい詰上がりとは云えないが力作
keima82 難解作。駒取りが多いのが気になります。
占魚亭 馬捌き(74から38-16-43のルートで消去)が良いですね。
竹中健一 何となくダラダラと手が続いてしまう印象があります。海外からの投稿ですかね?だとしたらすごいことですね。

総評

占魚亭 外国人作家が登場するとは!
ぎょうざパン 第10番、解けなかったのは残念です。第12番は最初から諦めていました…
まつきち 格好良い詰上がりというにはいささか物足りない(全題解ければそういう作品に出会えたのでしょうが)。
RINTARO 時間切れです。もっと詰将棋にかける時間が欲しいです。私の投稿予定作は、直前で変同が見つかり、没に。変同症候群です(笑)。その代わりに、怪我の功名もあるんですけどね。今回の課題、腑に落ちない作品も多かったですが、私が疲れているせいなのかもしれませんので悪しからず。

成績発表

Q1 Q2 Q3 Q4 Q5 Q6 Q7 Q8 Q9 Q10
松澤成俊
占魚亭
keima82
ぎょうざパン ×
negitarou
松崎一郎
寺村旺恭
まつきち
不透明人間
山城正樹
RINTARO
竹中健一
空貴人
Q11 Q12 point
松澤成俊 × 6
占魚亭 2
keima82 7
ぎょうざパン 2
negitarou 2
松崎一郎 2
寺村旺恭 6
まつきち 2
不透明人間 2
山城正樹 2
RINTARO 2
竹中健一 6
空貴人 4

松澤成俊さん、寺村旺恭さん、竹中健一さんが6ポイントに達しました。
粗品を送らせていただきます。
keima82さんと寺村旺恭さんは日本郵政メールが届く住所とお名前を教えてください。

「詰将棋つくってみた(186)
 課題38:結果発表(3)」への2件のフィードバック

  1. お疲れ様です。

    今回は課題24(罠のある詰将棋)以来、悩みました。なかなかネタが思いつきませんでした。
    投稿作の品質はボチボチだったかもしれませんが、これでも数問(2問?)は自分で没にしました。(汗)

  2. 主催・解説の風さん、ジャッジの近藤さん、解答・短評をくださったみなさま、作品を共演させていただいた作者のみなさまありがとうございました。
    また、つみき書店で作品集を買って詰将棋の勉強をします。

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