詰将棋を創るモチベーションというのは、人によってそれぞれ違うのは当然だ。
だから解いたときに受け取るメッセージも様々だ。
「どうだ難しいだろう!」という詰将棋はパスしたい。(解けないから)
「どうだ凄いだろう!」という詰将棋は嫌いではないが、解いたら「凄いなぁ」と思う。
小西逸生の詰将棋はどちらでもない。
解いた後に「いいなぁ。これ」と感じるのだ。
続きを読む 詰棋書紹介(5) 将棋紫雲英図式
詰将棋を創るモチベーションというのは、人によってそれぞれ違うのは当然だ。
だから解いたときに受け取るメッセージも様々だ。
「どうだ難しいだろう!」という詰将棋はパスしたい。(解けないから)
「どうだ凄いだろう!」という詰将棋は嫌いではないが、解いたら「凄いなぁ」と思う。
小西逸生の詰将棋はどちらでもない。
解いた後に「いいなぁ。これ」と感じるのだ。
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塚田少年と書いて通じるだろうか。
塚田恵梨花ではないのはもちろん、塚田泰明でもない。
塚田正夫実力制第二代名人のことである。
近代将棋誌(休刊中)の「塚田賞」の塚田だ。
その塚田名人が12歳の初入選作だそうである。
続きを読む 詰将棋入門(23) 塚田少年の初入選作
このシリーズも5回目。
でも、今回はキーボードが重い。
なぜなら、全然解けなかったから。
挑戦したのは野々村さん。
以下はネタバレ注意です。
続きを読む 私家版詰将棋解答選手権に挑戦(5)
最近はスイッチバックとかルントラウフとかチェス・プロブレムから輸入した駒の軌跡をテーマにした作品も増えてきた。(昨日の創棋会の課題も!)
詰将棋における駒の軌跡テーマで昔からあるのは玉の周辺巡り。
初形95におわす玉が四隅を巡って戻ってくる様子を愉しまれたい。
有紀書房 1986
一般に流通する詰将棋の本は、おそらく販売数を増やすための方策なのだろうプロ棋士の名前を前面に打ち出す場合が多い。
この本は、共著としているだけかなり良心的だ。
さらに二上九段の人柄を表わす文章が冒頭にある。
続きを読む 詰棋書紹介(3) 名作詰将棋
7手詰ばかり50局の作品集を作ろうとせっせと7手詰ばっかし作っていた頃の作品。
易しい7手詰なので解は省略。
もうこれだけで十分なダメージを受けているのだが、ダメ押しが来る。
この図を紹介してくれた伊藤正の文章だ。
……5手詰としてまず完璧な仕上り具合ではないだろうか。特に同じ作図家として感心するのは、無駄のない駒配置である。当然といってしまえばそれ迄だが、33との配置、どうですか?また、手数を伸ばさないで5手詰として完成させた作者の確かな判断力にも心惹かれる。そして決定的に感心するのは、この手順が、今でも充分に新鮮さを保っていることである。
「詰将棋の詩」1982.1 伊藤正「新・名局リバイバル2」より
ぐわ~、無駄に駒を配置して無駄に手数を伸ばしてしまった。
なんて俺は駄目なんだ……と自己嫌悪に陥りかけたときは次の呪文を唱えよう。
ひっくり返せばOK
ただし上下にひっくり返すこと。左右にひっくり返しただけではただの盗作。
(ただの改悪じゃんというコメントはご遠慮ください)
その後「なんでもかんでも7手詰にしようとするのはいけない」と悟った風みどりは反省して、7手詰50局作品集の企画は止めました。
その作品達は5手詰になったり、9手詰になったり、そのまま7手詰になったり、没になったりしていきました。
(田宮さんに前文まで書いてもらっていたのにごめんなさい)
ちなみに山本作は、しっかり「Limit 7」に収録させていただき、風みどりが解説も書きました。
大駒を使用していない小駒図式。
易しく楽しい作品なので是非挑戦してみることをお薦めする。
初手、桂馬をどっちに成るか悩むが、そこは悩まないで大丈夫(後述)。