風みどり のすべての投稿

つみき書店の店長です。

高木秀次『千早城』に登る(1)

柏川悦夫に『詰』という作品集がある。

これは昔書いた記憶があるのだが、「男らしい作品集」に分類される。
なにが男らしいのか、こんな感じだ。

図面と作意、初出データのみ。

自作解説は自慢したり逆に謙遜したり、色々と揺らぐ。言い訳も入る。
他人に解説を書いてもらえば阿りも混じる。

全ては作品が語れば良い。

確かに絵画や彫刻・映画などに作者が出てきて色々と解説するのは、ちょっと違和感を感じる。(建築家も同じ)

しかし詰将棋の場合は、どうだろうか。

豪腕の者ならば図面だけで十分だろう。
しかし私のように解図力のない輩はどうすればいいのか。
作意があれば十分だろうか。
そこで『詰』の紹介時には「狙いの一手」は何かという懸賞出題をしてみた。

そしてこの『千早城』だ。
「高木秀次詰将棋秀作選」と副題がある。

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いっこの積木(106)

第6章 中篇前期(19手~29手詰)

7手詰も終わり、ここからは短めの中篇作品を並べていく。(作業は機械的に行なっているので、何が出てくるか自分でも楽しみ)

風みどり 詰パラ2005.2

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風みどりの詰将棋と関係ない話(24) 本棚点検:画集

 もうだいぶ前から書庫が機能を果たさなくなり、仕事部屋にも消臭作業中の古書が積まれるようになって、我が家の検索機能はすでにほどんど停止状態。
 煩悩を断ちきって本棚を整理し、処分するものは処分していかなければ、もう新しい本を出すこともできない。
 本棚にあるのは、大半は「読みたいな・読まなくてはだな」と購入した本。ほんの少し、読み終わったら愛着が湧いてしまって捨てられなくなった本。今まで読まなかった本はこれからも読まない可能性が高い。(定年退職したら読もうと思っていた)
 図書館で借りた本の方が、返却期限があるから真面目に読むんだよな。で、今日はまず大きくて場所をとる画集関係からズバッといく気持ちで満々だ。
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いっこの積木(105)

第6章 中篇前期(19手~29手詰)

7手詰も終わり、ここからは短めの中篇作品を並べていく。(作業は機械的に行なっているので、何が出てくるか自分でも楽しみ)

風みどり 未発表

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詰将棋つくってみた(55) 課題11:選評

課題11:変化のある三手の詰将棋を創ってください。
注:変化は最低1つあればOKです。
注2:変化は駒が余っても余らなくてもOKです。

今回、自分でJudgeをやることにしたのですが、なかなか悩みました。
いつも無報酬でJudgeを引受けてくださっている皆様、あらためてお礼申し上げます。

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