詰将棋雑談(10) 「幻影」と「看寿頌」の同時発表

ちょっと長いのだが巨椋鴻之介「禁じられた遊び」から引用する。
「看寿頌」の解説からである。

まず私の作は、遅くも昭和33年のうちにほぼ今の形に達していたのだが、図巧1番の影響が濃厚すぎる(だから後年「看寿頌」などとフザケた名をつけた)のと後半急に力が抜けたようになる点が気に入らず、そのまま眠り続けていたものである。
二十年後の昭和52年、私は森田正司氏のガリ版誌「詰研会報」で参考図(略「幻影」)を見て驚いた。……(中略)……この基本構造は、飛打が上からか手前からといった差異を越えて、拙作(註「看寿頌」)のものと同一である。 続きを読む 詰将棋雑談(10) 「幻影」と「看寿頌」の同時発表

杉の宿合宿 参加者募集中

8月15日(土)恒例の杉の宿合宿を実施します。

参加者希望者は風みどりまで連絡をください。

15日の昼頃に現地集合。(昼食は済ませてきてください)
16日の昼頃に現地解散。

内容は特に決まっていません。やりたいゲームを持ち込むのもok、時期的に「野村500」の校正を手伝っていただく可能性もあります。やることなかったらパラを解きます。
あ、元々は風みどりの職場の将棋好きが集まって将棋を指す企画です。リーグ戦を組みますので、何回かは将棋も指してください。お願いします。

費用は杉の宿の宿泊料金と持ち込む酒とつまみを割勘します。昨年の実績などは過去ログを検索してみてください。(下の杉の宿タグをクリック)

詰将棋のルール論争(3) 余詰の禁止(つづきのつづき)

1 詰将棋の範囲

余詰=不完全ということですから、余詰の範囲を定めると言うことは詰将棋の定義を定める重要な要素であるわけです。

1-1 余詰の禁止

誰もが了解している「余詰の禁止」からして、実はけっこう意見の違いはあるんだよという展開をしている途中です。すこしペースアップします。

1-1-3 最終手余詰

【図7】

    33飛成、12玉、22龍まで3手詰
    33飛成、12玉、22金まで3手詰

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