「長編詰将棋」タグアーカイブ

長編詰将棋の世界(11) 

2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。

選題の言葉 (2010.06)

 やさしい大学院を復活させます。手数はもちろん大学院ですが、ご安心あれ。どの作品も解答者フレンドリーな作品ばかりです。
 「三洋堂」は軽いオープニング。
 「龍馬がゆくIV」と「V」はいずれも280手台の大作ですが、1サイクルが解明できればいずれも簡単。ぜひ盤に並べて、玉方の持駒を確認してみてください。
 手数が長いので、大胆な略記解答もOKです。作品側に手順前後の瑕もありますので好意的に採点します。ただし略記した場合は、手数は正確にお願いします。
 それとABC評価をお忘れなく。

志駒屋十政「三洋堂」詰パラ2010.6


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長編詰将棋の世界(9) \(岡田秋葭\times2\)

2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。

選題の言葉 (2010.04)

 3月号で聴講生募集をしたら、少しずつ反応が増えてきて嬉しい。
当初は作者に全短評と同時に聴講生の声もつけて送るつもりだった。でも、それだけではもったいない気がしてきた。しかし院の結果稿に割り当てられた四頁では今でも狭くて四苦八苦している現状。そこで、かつて短大の石黒さんがやっていたようにウェブ上で公開することを検討している。まだ編集部の了解を得ていないのですが、自分の短評はウェブ公開してもらっては困るという方はその旨書き添えてください。
 前期の締めはベテラン二人の競演。摩利作は手の付け方が閃けば軽快に手が進みます。添川作。前号の同氏作より手数は長いが易しいです。

こう書いてから10年……あっという間にたってしまいました。編集部の了解は得ています。

摩利支天「秋のIndication」詰パラ2010.5


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長編詰将棋の世界(7) 煙サブセットの地平を拓く

2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。

選題の言葉 (2010.04)

 「面白いと思った順に採用します」と宣言したが、実際に並べることが出来るのは僅か月に二作。それが両題とも難解作では解答者も大変だ。また同じ作者ばかりでも変化がない。自分でやってみると撰題というものも難しいものだとわかる。
 しかし、今月は完璧だ。撰題の言葉を仮にここで切り上げて以下白紙でも読者諸賢に通じることと思う。しかしあえて蛇足を描こう。
 まずは作者名を見よ。この二人の名前を見て通り過ぎる方がいたら詰将棋という趣味を考え直した方がいい。この美しい初形を見よ。このお二人の貴婦人の飾り立てた衣装を一枚一枚剥ぎ取ってみたいと思わない男性がいたら(編集部:読者には女性もいらっしゃるので以下削除させていただきました)

岡村孝雄 「Fireflies」詰パラ2010.4


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長編詰将棋の世界(5) 5枚の桂馬を華麗に捌く

2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
作意・変化は棋譜ファイルをダウンロードしていただくことにして省略します。
短評は詰パラ掲載時より増量します。(名前は伏せません(^^))
解説文は元に戻したり、削ったり、増やしたりする予定。

選題の言葉 (2010.03)

 聴講生を募集します。大学院が短大や大学より易しいのは事実。だが大学院は、解いて楽しむ方より、読んで並べて愉しむ方が多いのも現実だ。しかし一人で並べているだけでは勿体無い。この詰将棋と言う玩具、茶の湯や歌仙といった遊びと共通する所があるように思う。出題者と解答者が共同作業で芸術的な時空を創りだすという点である。下手でも上手でも参加すると言うことが必須なのだ。あとからログを眺めても本当の面白さは理解しえない。いやなに、聴講生と言っても面倒なことをしようと言うのではない。解答を読んでからでもいいので、感想や疑問をお寄せくださいと言うことなのだ。
 中筋作。収束キズあり。しかし内容は満足頂ける筈。菅野若島作。易しいがうっかりにご注意あれ。

確か1人も聴講生の応募者は居ませんでした(T_T)

中筋俊裕 詰パラ2010.3


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長編詰将棋の世界(4) 歩香銀角の持駒変換

2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
作意・変化は棋譜ファイルをダウンロードしていただくことにして省略します。
短評は詰パラ掲載時より増量します。(名前は伏せません(^^))
解説文は元に戻したり、削ったり、増やしたりする予定。

近藤真一 詰パラ2010.2


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長編詰将棋の世界(3) 合駒職人の腕の冴え

2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
作意・変化は棋譜ファイルをダウンロードしていただくことにして省略します。
短評は詰パラ掲載時より増量します。(名前は伏せません(^^))
解説文は元に戻したり、削ったり、増やしたりする予定。

選題の言葉 (2010.02)

 小生の解図力は貧弱である。毎年開催されている詰将棋解答選手権には欠かさず参加しているので、その能力は折り紙付きだ。(編集部:この用語の使用法は間違っています)なので短大や大学の出題は殆ど解けない。しかし大学院はわりと解ける。パラ読者諸賢ならばご存じのように手数と難易度は比例しないからだ。
 ところが昨年の解答者総数を調べてみると大学院が最下位なのである。謎である。今年は正しく難易度に比例した解答者数を示していただきたい。
 堀切さんの作品は小駒が主役。細かい読みを積み重ねていけば解決できるはず。復活の近藤さんの作品は期待を裏切らない内容、是非挑戦を。

堀切良太 詰パラ2010.2


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長編詰将棋の世界(2) ウマノコさんの出世作

新連載第1弾は2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
作意・変化は棋譜ファイルをダウンロードしていただくことにして省略します。
短評は詰パラ掲載時より増量します。(名前は伏せません(^^))
解説文は元に戻したり、削ったり、増やしたりする予定。

馬屋原剛「槍の帝王」 詰パラ2010.1


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