湯村光造 詰パラ 1956.9
作品集がないのが不思議な作家ナンバー1が湯村光造だ(当社比)。
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大ベテラン。
作品はどれも極上。
ご本人に作る気がないなら密造してしまいたい。
(お名前をもじって酒野密造という筆名を作ったが大塚播州氏に譲ったという話を読んだ記憶があるのだが……?)
続きを読む 詰将棋入門(39) 限定打に中合
作品集がないのが不思議な作家ナンバー1が湯村光造だ(当社比)。
ご本人に作る気がないなら密造してしまいたい。
(お名前をもじって酒野密造という筆名を作ったが大塚播州氏に譲ったという話を読んだ記憶があるのだが……?)
続きを読む 詰将棋入門(39) 限定打に中合
塞翁が馬という言葉がある。
ほくそ笑むという言葉がある。
このほくそというのは漢字で書くと北叟で塞翁と同一人物という説があることを知っていましたか?
続きを読む 詰将棋雑談(6) 橘二叟
いよいよ具体的な作図法の解説に入る。
引用すると長くなるので、図面だけ利用させてもらって説明は要約する。
実戦をヒントにイ図という素材を得たとする。
【イ図】 続きを読む 詰将棋創作講座を読む(2) 村山隆治「詰将棋の考え方」(承前)
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夢の華 山田修司 毎日コミュニケーションズ 1998.3.10
柏川悦夫の「詰将棋半世紀」を紹介した以上、次の一手は山田修司「夢の華」となるのは大方の予想通りだったはず。
昭和の詰将棋界は短中篇を柏川悦夫、中長篇は山田修司が席捲した。
おそらく二人で密約があったのはないだろうか。 続きを読む 詰棋書紹介(19) 夢の華
筆者が持っている村山隆治の本の中で最も古いのが「詰将棋の考え方」大阪屋号書店1950.6.1。
この本に詰将棋の作り方という節がある。
続きを読む 詰将棋創作講座を読む(1) 村山隆治「詰将棋の考え方」
詰将棋のルールに意見が一致しない点については別エントリーでと書いた。
でも、入門者向けに書くのは難しいし、だらだら長くなるし、なにより面白くない。
続きを読む 詰将棋のルール論争(1) 余詰の禁止
詰将棋半世紀 柏川悦夫(香悦) 詰将棋研究会 1994.11.1
ここに収録した詰将棋は自伝です 柏川香悦
詰将棋作品集を作ろうという人なら、誰だってそう思う。
ひとつひとつの作品に思い出が詰まっている。
でも、この文章を書いていいのは柏川悦夫だけじゃないだろうか。
同じことを語っても、圧倒的に重みが違うのだ。
柏川氏の作品集は5冊目になる。
「詰将棋半世紀」は第1部「駒と人生」100局、第2部「盤上流転」150局という構成で、柏川詰将棋の集大成になっている。西東書房から出版する予定だったのだが、七条社長が1989年に逝去されたので、森田さんが自費出版で作った。所持していない方は古本屋やヤフオクで見つけたら買う一手だ。特に、短篇・中篇を志すなら柏川悦夫を知らないでは話にならない。
作品紹介に進もう。
以前もこの作品選んだような予感がする。(調べないが)
この詰棋書紹介シリーズ、書影用意して作品選んでki2ファイルつくって、ちょこちょこっと紹介文書いて……だけなので簡単かと思いきや、実は一番時間がかかる。
なぜかというとその本を手に取るのは大抵久しぶりなので、読みふけってしまって、新たな発見したり、また関連することを調べ出したりしてしまうから。
紹介文もたいてい最後にごっそり削る。
自分が感動したことを書き連ねてしまうのだが、そんなことは実際に本を読んでもらって、自分で感じて貰えばいいからだ。
もっと冷静に、淡々と書きたい。
第3部は諸氏による柏川作品の紹介。
もちろん、こんな処で作品をけなすなんてあり得ないし、普通は誉めるに決まっている。
だから似たような企画が別の本にもたまにあるが、あまり読まない。面白くないから。
だが、本書の第3部はいつもとは違う。これは必読だ。
うまく表現できないが、漂う雰囲気からして違う。
漂っているのは諸氏の柏川悦夫への尊敬の念だろうか。
第1回看寿賞受賞作品。
受賞通知が届いた5日後に30歳の若さで亡くなり、結果の掲載されている昭和26年7月号は作者の北村研一は見ていないという悲話とともに最も有名な詰将棋の一つ。
続きを読む 詰将棋入門(37) 「槍襖」
「禁じられた遊び」といえば……?
続きを読む 詰将棋雑談(5) 禁じられた遊び