詰将棋雑談(79) 二枚詰と清涼詰

昨日のエントリーで清涼詰という用語を用いた。
詰上り攻方駒2枚という趣向の作品のことだ。

このブログで用いている趣向詰の用語は詰将棋研究会『趣向詰将棋名作選』(1980)所載の森田銀杏「趣向詰将棋の分類」に寄っている。(森田銀杏とは森田正司氏の雅号)

「趣向詰将棋の分類」には詰上り攻方駒2枚の趣向は二枚詰とされている。
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詰将棋つくってみた(90) 課題20:清涼詰

課題20:詰上り攻方駒2枚の詰将棋を作ってください。

詰上りに必要な駒は通常2枚です。詰将棋は「持駒が余らない」というのもその演出の一つですが、「ギリギリに詰ませた」という快感を提供してきました。さらにギリギリの攻方2枚で詰上げることで「無駄が無く、非常に効率的に詰めた証拠で、スカッとした気分になるはずである」(岡田敏)……というわけです。

またそろそろ逆算という作図技術についても修練していただこうという狙いもあります。創作入門者のみなさまの精進に期待します。

  • 手数制限はありません。
  • 未発表作に限ります。
  • 投稿先はkazemidori+kadai@gmail.com
  • 締切は7月30日(土)
  • Judgeは吉松智明さんです

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詰将棋つくってみた(89) 課題19:解答募集

課題19への投稿ありがとうございました。
解釈が難しいかつ作図も難しい課題でしたが、21作も集まりました。
ありがとうございます。
今回も新しい方が登場してくれました。うれしいです。
解答で応援よろしくお願いします。

恐ろしい顔をしている作品もありますが、所詮は9手詰以内ですので何とぞ多数の解答をお願いします。

  • 解答募集します。解けた分だけでも送ってください。
  • 略記解答も可とします。解答強豪の方は短評だけでもOKです。
  • 解答送り先:kazemidori+kaitou@gmail.com
  • 締切り:7月16日(土)
  • 短評歓迎します
  • 賞品:1名様に粗品進呈。(小林敏樹さんにたくさん提供いただいたので多彩になりました。といっても今まで用意した粗品をコンプリートした方はまだいらっしゃいません)

印刷用pdfつくりました⇒課題19.pdf

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風みどりの詰将棋と関係ない話(39) 因数分解の問題(中学3年生向け)

\(x^2+2x-15\)を因数分解しなさい。
ただし公式Iは使わないこと。

金さん これはやけに簡単。
かけて\(-15\),たして\(+2\)になるのは\(-3\)と\(+5\)だから
\((x-3)(x+5)\)

銀さん 問題をよく読まないと。公式Iは使っちゃ駄目と書いてあるよ。

金さん えっ、でもこれは公式を使って解く問題でしょ。

銀さん うーん。確かに。

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いっこの積木(145)

第7章 短篇前期(9手~11手詰)

短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。
9手詰も片付いて、いよいよ11手詰です。

風みどり 読売新聞(西部版)1996.10.2

  • 感想を貰えたら喜びます。
  • その感想は作品集に収録させていただく可能性があります。
  • 正解はこの下にあります。
  • 正解を見ての感想も歓迎です。

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