「関係ない話」タグアーカイブ

風みどりの詰将棋と関係ない話(10) 「ヤスリをかけた痕がありますか」

定年が近づいてきて、つみき書店の構想が固まってきた頃の話。
メルカリとヤフオクをはじめた。

目的は二つ。
一つは本を(特に漫画)を減らして造った本の置き場所を確保すること。
もう一つは通信販売のノウハウを得ることだ。

その結果分かったことは

メルカリで本を売っても
本は減らない

ということ。
その理由は簡単で、売れる以上に買ってしまうからだ。
「おぉ、これ以前持っていたけど手放したマンガだ……もう一度読みたい……うん、読み終わったらすぐにまたメルカリで売ればいいや」
という思考が、ポチする誘惑から抗えなくしてしまう。

通信販売のノウハウは一言でいえば

梱包材が思った以上に場所を取る

ということだ。

そして、いろいろな人がいるということ。
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風みどりの詰将棋と関係ない話(9) 読まないだろう本

なんかテンションが上がって購入してしまったけれど、多分これ読まないだろうなという本。
そういう本は大抵は読みそうな方に進呈してしまう。
でも、おそらく読まないだろうけど、もしかしたら読むかもしれない、そういう微妙な本もある。
そして読まないまま、ずっと持っている。
そういう本を紹介する。
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風みどりの詰将棋と関係ない話(8) 筆記用具

さて今日のどうでも良い話は、今使っている筆記用具の紹介だ。

オイラは昔から字が下手だ。
妻木先輩から3通りの字を使い分けてるという話を聞いたことを思いだした。
普段の文字とよそ行き用の文字。
どちらも綺麗な文字だ。(参照:採用される投稿用紙の書き方)
(3つめはどんな字なんだろう?)

大学時代にビラを沢山書いたので、印刷用の字は少しは上達した。
あの頃はロットリングが筆記用具の代名詞だった。
0.1mmと0.3mm、0.5mm、そして1.0mm(これは手入れが頻繁に必要で厄介だった)。

しかしだんだん細い字を5mm方眼とか4mm方眼に詰め込んで書くのは身体が拒否するようになった。

通知票の所見欄用に太字の万年筆を使うようになった。
モンブランがお気に入りだった。
これで書けば、少ない字数ですぐに所見欄が一杯になる。
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風みどりの詰将棋と関係ない話(7) ヤジリン

ペンパ——ペンシルパズルというのはニコリという雑誌が作った言葉だ。
詰棋ストのなかには同好の士が多いようで、先日も「復刻版買おうかどうか迷っている」という声を聞いた。

オイラは内心「やっと全部捨てたのに、また買ったら元の木阿弥ではないか」と思ったが、その方は結局買ったのではないかと思う。
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風みどりの詰将棋と関係ない話(6) プラトン多面体

先日のプロパラ会で齋藤夏雄さんの『詰将棋の世界』出版裏話を楽しく聞かせていただいた。その中に、一松信先生からの1枚の葉書が連載第8回と9回を書かせたという話があった。
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風みどりの詰将棋と関係ない話(5) 累乗

詰将棋と関係のない話といっても「中学校」と「マンガ」の話を交互に書いているだけのような気がする。
オイラの人生ってそれだけだったのか?

で、順番からいって今日は「中学校」の話だな……。
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風みどりの詰将棋と関係ない話(4) マンガの分類

ブクログに登録するとき「カテゴリ」を設定することができる。

現在は次のようにカテゴリを設定している。

  • 詰+将棋+パズル
  • 数学+教育
  • 生き物+生きていないもの
  • コンピュータ
  • 中国語
  • 外国語
  • 日本語
  • おはなし
  • 読み捨て
  • コミック
  • おと
  • DVD
  • ゲーム

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風みどりの詰将棋と関係ない話(3) 余りのある割り算

根号(\(\sqrt{ }\))を導入する際に分数を持ち出すのはおそらく定跡だろう。

はじめて小学校で \(3\div7=\displaystyle\frac37\) という計算(?)を習ったときには、
「これって何も計算してないじゃん」
と思ったことだろう。

しかし \(\displaystyle\frac37\) という新しい数(有理数)も大小関係を比較できたり、和差積商が計算できたりしていくうちに、「これも一種の数の仲間なんだ」と認識するようになったはずだ。

2乗して2になる正の数を
\(1.4142135623730950488016887242097\cdots=\sqrt{2}\)
と表すのも同じことだ。
これから \(\sqrt{2}\) や \(\sqrt{3}\) といった根号の付いた数同志の大小関係を比較したり、和差積商の計算を考えていくうちに、「これも数の仲間に入れてやろう」という気になっていくと思いますよ。

もちろんお母さんに
「たかし~、3m の飴もらったんで家族7人で平等に分けたいんだけど1人分何cmに切ればいい?」
「ん~、\(\displaystyle\frac37\)m」

「たかし~、1辺1mの正方形の凧作りたいんだけど、対角線にする竹は何cmに切ればいい?」
「ん~、\(\sqrt{2}\)m」

いずれの答も「役に立たないね!」と叱られるのも一緒です。
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風みどりの詰将棋と関係ない話(2) 萩尾望都『一度きりの大泉の話』

青年向けマンガ雑誌の表紙はなぜ水着の美少女なのか?

—その方が売れるから?

そうかも知れません。誰がはじめたか知りませんが、その雑誌が売れたからみな表紙のアイデアに著作権はないぞと臆面もなく右に倣えをした……。

しかし、最近私は一つの答を思いついたのです。
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