「上田吉一」タグアーカイブ

長編詰将棋の世界(35) 馬金のブルドーザ趣向

2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。

選題の言葉(2011.5)

 かつて山本昭一は新しい内容を問うA型作品と、完成度などで見せるB型作品という概念を提唱した。
 手順に多少既成品の香りがしようと、それを面白いと感じた作者の感性を大事にしてほしい。既発表作との衝突を恐れずにどんどん投稿してくださいということだろう。
 一方で、新しいものだったら配置が汚かろうが収束が貧弱だろうがかまわない。既成の価値観に囚われずばんばん投稿してください。こうも考えていたのではなかろうか。
 上田作。今回入手した3作の中で最も軽く優しい作品。上田作品を解くチャンスです。摩利作。序盤に応手非限定あり。発想してから30年。力のこもった作品です。

上田吉一 詰パラ2011.5


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詰将棋入門(236) 途中で止める持駒変換(前)

上田吉一『極光21』第84番 詰棋めいと1985.3

狭い所で精緻な手順が展開される。詰棋めいとには序を省略した形で発表されたが、『極光21』では原図で収録されている。

上の将棋盤をクリックしたが「動かない!」と思われた方へ。
申し訳ない。上は只の画像。タイトルに(前)とあることに気づかれた方は鋭い。
動く将棋盤は(後)につけます。
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長編詰将棋の世界(33) そこにある一歩を手に入れる

2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。

選題の言葉(2011.4)

 まだまだひよっこの筆者であるが、それでも三十年以上パラと遊んできた。その間ずっと名前を見かける方も多い。嬉しい事だ。新しい人の名前を見つける事も嬉しい。これからの成長への期待にわくわくする。そして、いつの間にか名前を見る事が無くなっていた方が久しぶりに登場する事もある。これまた実に嬉しいものだ。
 待つ事久しかった上田吉一がとうとうパラに還ってきた。どうか圧倒的に多くの解答で帰還を祝福して頂きたい。
 上田作。比較的軽い作品ですが、氏の推敲の鑿の深さを味わってください。菅野作はいつもながらの人に優しい楽しめる作品。しかし、ゆめゆめ油断はなされませぬように。

上田吉一 詰パラ2011.4

棋譜ファイル

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