湯村光造 近代将棋1987.10
71飛を引いて使うために72龍にどいてもらいたい形。
Tweet一色(いっしょく)図式 玉以外の置駒が1種類で通常は全駒
調べてはいないが銀が一番数多そうだ。次が金か?
逆にもっとも数が少なそうなのは……これは歩で間違いないだろう。
盤面に歩が18枚(とが混じっても良い)配置されている図なんて滅多にない。
ましてや配置されているのが玉と歩(と)だけなんて。
それで、この雑談のネタにしようと検索してみた。
ところが意外にも余詰作も含めて46作もあった。
46局もここで紹介する訳にはいかないので、有料掲示板の特典になった。
(宣伝:今月「つみき書店おうえん会員」に入会すると『歩一式図式』のpdfがダウンロードできます)
探している途中で、盤面「歩が17枚」の作品を2局見つけた。
まさに「あと一歩」で歩一色図式を逃した作品。
続きを読む 詰将棋雑談(47) あと1歩で一色図式
詰将棋入門(95)で図巧#90を取り上げた。
17香、39香、59香と遠打する作品だ。
あの作品を鑑賞して、「17香も19香としたいなぁ」と考えた人が数多くいたに違いない。
「飛車を捌かなくても手順の統一性を優先したい」というのもよくわかる考え方だ。
さらに「どうせなら香3枚でなく4枚とも打ちたい」と考えるのが人情というものだろう。
それなら図巧#91のように飛び飛びに打つのではなく、19香~49香と並べてみたいと考えるに違いない。
人間の欲望はキリがないのだ。
続きを読む 詰将棋雑談(36) 19から49まで香を並べる
作品集がないのが不思議な作家ナンバー1が湯村光造だ(当社比)。
ご本人に作る気がないなら密造してしまいたい。
(お名前をもじって酒野密造という筆名を作ったが大塚播州氏に譲ったという話を読んだ記憶があるのだが……?)
続きを読む 詰将棋入門(39) 限定打に中合