2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
選題の言葉(2011.4)(抄)
菅野作はいつもながらの人に優しい楽しめる作品。しかし、ゆめゆめ油断はなされませぬように。
2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
菅野作はいつもながらの人に優しい楽しめる作品。しかし、ゆめゆめ油断はなされませぬように。
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まだまだひよっこの筆者であるが、それでも三十年以上パラと遊んできた。その間ずっと名前を見かける方も多い。嬉しい事だ。新しい人の名前を見つける事も嬉しい。これからの成長への期待にわくわくする。そして、いつの間にか名前を見る事が無くなっていた方が久しぶりに登場する事もある。これまた実に嬉しいものだ。
待つ事久しかった上田吉一がとうとうパラに還ってきた。どうか圧倒的に多くの解答で帰還を祝福して頂きたい。
上田作。比較的軽い作品ですが、氏の推敲の鑿の深さを味わってください。菅野作はいつもながらの人に優しい楽しめる作品。しかし、ゆめゆめ油断はなされませぬように。
続きを読む 長編詰将棋の世界(33) そこにある一歩を手に入れる
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車寅次郎という男が主役の「男はつらいよ」という映画がある。全48作。この映画を毎年正月休み、元日の早朝に観るのを楽しみにしていた。といっても映画のストーリーを楽しみにしているのでは無い。映画を観るというのではなく、年に一度、寅さんに「会いに行く」という感覚だった。
ここ数年、楽しみにしているイベントがある。詰将棋解答選手権。いい成績を取ってやろうというのではない。年に一度、上田作品・若島作品に会いに行くという気持ちだ。今年も年に一度の逢瀬を愉しみに出かけるつもりである。
今月は上田・若島級に成長する事が期待される龍虎の対決だ。決して見逃す事なかれ。
続きを読む 長編詰将棋の世界(31) 龍で回転追いの最中に歩香重ね打ち
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在庫の中で最も多いのが馬鋸作品だ。
馬鋸は仕掛けが比較的簡単でバリエーションも多いということがその理由だろう。アレンジしやすいのだ。
解答者の人気も高い。無駄合について甘く理解されるのも、馬の雄大な動きが人気だからと理解している。
しかし馬鋸作品もすでに数が非常に多い。誰もがこれは新鮮だと目を見張る作品を創るのは厳しくなってきた。
今月はそんな閉塞的な状況を打開すべく期待の若手二人が立ち上がる。新鮮味を求めるアプローチの方向がまったく違う所が見物だ。
いずれも作者の工夫が解れば収束は平易であるので、多数の解答を期待しています。
2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
あけましておめでとうございます。
今年もたのしく遊びましょう。
年頭なので撰題基準を申し上げます。私が「面白い」と思った作品を採用いたします。あまり難しすぎるのは苦手です。でもやはり考える所も欲しい。新人の方は類作を恐れずにどしどし投稿お願いします。
昨年は(10月までで)Aを343票、Bを68票、Cを4票頂きました。平均点で2.84です。この高得点はもちろん作家の皆様の努力の賜です。拍手を!一方で私の「面白い」感覚が独善ではなかったものと喜んでいます。今年も作家の皆様、解答者の皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
今月も楽しい作品が揃っています。たくさんの解答をお待ちしています。