2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
詰将棋創作チョー入門(37) 金頭桂でつくってみよう
三手詰祭はまたしばらくしたら開催しますが、この年末は今度こそ(?)詰将棋創作のチョー初心者の方にも参加してもらえる課題を用意しました。
今回の創作課題は金頭桂の手筋です。
○○桂、同☖、○○金までで終わる詰将棋を作ってください。
金頭桂の手筋というのはおそらく最も有名な詰将棋の手筋。
世界最古の詰将棋にもこの手筋は登場した。(詰将棋入門(15)最古の詰将棋を参照のこと)
基本形は次図。
23桂、同金、12金まで3手詰
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いっこの積木(167)
第8章 短篇後期(13手~17手詰)
短編後期–詰パラでの分類だと「高等学校」にあたる作品です。将棋世界の詰将棋サロンの中・上級ですね。
いよいよ最終章。あとは落穂拾いのみです。
風みどり 風みどりの玉手箱2001.3.29改
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詰将棋入門(230) 実戦型から間駒6回
若島正『盤上のファンタジア』第93番 近将1980.2
発表時には「蛇」とタイトルが付いていた。『恋唄』第90番所載時にも付いているが『ファンタジア』では「わざわざ命名するほどの作品でもない」とはずされた。
ジュール・ルナールの『博物誌』が一般常識でなくなってきたというのが真の理由だろう。
青空文庫でも読めます。→こちら
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[メモ] ニコリ Vol.181 (2023冬)
読書メモ(3) プロジェクト・ヘイル・メアリー
高木秀次『千早城』に登る(22)
※この連載は風みどりが1題ずつ高木秀次作品集『千早城』(1993)を読んでいくものです。
第22番 詰棋界1953.1改
駒が密集していて難しそうに見えたが、意外や意外今までで一番簡単だったかもしれない。
Tweet長編詰将棋の世界(29) 攻方主導の三段馬鋸
2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
選題の言葉(2011.2)
在庫の中で最も多いのが馬鋸作品だ。
馬鋸は仕掛けが比較的簡単でバリエーションも多いということがその理由だろう。アレンジしやすいのだ。
解答者の人気も高い。無駄合について甘く理解されるのも、馬の雄大な動きが人気だからと理解している。
しかし馬鋸作品もすでに数が非常に多い。誰もがこれは新鮮だと目を見張る作品を創るのは厳しくなってきた。
今月はそんな閉塞的な状況を打開すべく期待の若手二人が立ち上がる。新鮮味を求めるアプローチの方向がまったく違う所が見物だ。
いずれも作者の工夫が解れば収束は平易であるので、多数の解答を期待しています。