それでは昨夜の宿題の解題といこう。
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詰将棋入門(241) 久留島喜内[5] 横の捨追い趣向
三代伊藤宗看・伊藤看寿の『将棋無双』『将棋図巧』は門脇版『詰むや詰まざるや』のお陰で全貌を知ることができる。同じ時代の久留島喜内の作品は『将棋妙案』『橘仙貼璧』という作品集の名前は知っていてもその内容はなかなか知ることができなかった。
マイナビの『図式全集 将棋妙案 橘仙貼壁』の発行は非常にありがたい。
久留島喜内『将棋妙案』第18番
詰手筋満載で楽しい横追い趣向。余詰があるためか、あまり紹介されていないが楽しい作品だ。
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詰将棋入門(240) 久留島喜内[4] 斜め朝霧趣向
三代伊藤宗看・伊藤看寿の『将棋無双』『将棋図巧』は門脇版『詰むや詰まざるや』のお陰で全貌を知ることができる。同じ時代の久留島喜内の作品は『将棋妙案』『橘仙貼璧』という作品集の名前は知っていてもその内容はなかなか知ることができなかった。
マイナビの『図式全集 将棋妙案 橘仙貼壁』の発行は非常にありがたい。
久留島喜内『将棋妙案』第17番
序盤は読み切れないが、これしかないだろうという手順。
そこを過ぎると楽しい趣向手順が始まる。
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Tweet詰将棋入門(239.1) 久留島喜内[3]
詰将棋入門(239) 久留島喜内[3]
久留島喜内 『将棋妙案』第15番
三代伊藤宗看・伊藤看寿の『将棋無双』『将棋図巧』は門脇版『詰むや詰まざるや』のお陰で全貌を知ることができる。同じ時代の久留島喜内の作品は『将棋妙案』『橘仙貼璧』という作品集の名前は知っていてもその内容はなかなか知ることができなかった。
マイナビの『図式全集 将棋妙案 橘仙貼壁』の発行は非常にありがたい。
詰将棋入門(238.1) 久留島喜内[2]
–宿題の解答–
久留島喜内 『将棋妙案』第2番
13飛の手筋一発。
同玉は13角。同香・同桂は金打まで。
41角に同玉は43飛成で一間龍に持駒金だから簡単。
42玉とぎりぎり躱して詰まなそうだが32金から左辺に追って歩1枚で詰むのが驚きだ。
収束は最長手順にはなっていない。持駒を使い果たす順が選ばれている。
これが妙手説。
現代風の本手順選定ならば73龍には91玉と逃げて93龍、92金以下の23手詰となるだろう。
「大駒2枚と手駒に歩1枚で左に追って詰む」ということでもう創作の狙いは果たしたということなのだろう。
詰将棋入門(238) 久留島喜内[1]
久留島喜内 『将棋妙案』第1番
三代伊藤宗看・伊藤看寿の『将棋無双』『将棋図巧』は門脇版『詰むや詰まざるや』のお陰で全貌を知ることができる。同じ時代の久留島喜内の作品は『将棋妙案』『橘仙貼璧』という作品集の名前は知っていてもその内容はなかなか知ることができなかった。
マイナビの『図式全集 将棋妙案 橘仙貼壁』の発行は非常にありがたい。
この1番は初心向けの11手詰。
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詰将棋雑談(51) 朝霧趣向の元祖
捨て追い趣向の1分野に「朝霧趣向」がある。
これも「煙詰」や「裸玉」同様に、もともとは伊藤看寿の作品につけられた愛称—すなわち固有名詞が一般名詞化したものである。
ところが大塚播州『漫陀楽』を繙いていたら次のような記述にぶつかった。
伊藤看寿『将棋図巧』第6番の解説より
Tweet最大限に朝霧手順を演じて見せる朝霧の決定版。朝霧の名でよく知られた作品。だが後発作品である。有名すぎるので、あえて注記しておきたい。
詰将棋雑談(29) 銀鋸追い
図巧#57の銀鋸。調べてみるとかなりの作品が発表されている。
代表的な作品だけを概観してみよう。
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詰将棋入門(12) 金知恵の輪
久留島喜内 「金知恵の輪」 将棋妙案 第69番 1757
久留島喜内の「易しいけれど楽しい」作品群の中でもっとも有名な作品がこの「金知恵の輪」と前回紹介した「銀知恵の輪」だろう。
73手詰。「銀知恵の輪」よりは少し難しい。
しかしこれも筆者がすぐ解けたのも本当だ。
是非,盤に駒を並べてパズルとしての詰将棋の面白さを味わっていただきたい。
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