上田吉一『極光21』第74番 詰パラ1976.12
柏川悦夫同様に上田吉一作品も好きで好きで仕方ないものがいくつもあるのだが、その中でも本作は大好きだ。
続きを読む 詰将棋入門(158) 遠くから玉方成銀が近づいてくる Tweet
前回並べた1974年の3作に刺激を受けて、1975年には5作もの香剥作品が発表されている。
今回はその5作を一気に並べよう。
続きを読む 詰将棋雑談(58) 香剥総浚[其の参]
詰吉とは上田吉一の変名。
氏の著作は
とすべて「オーロラ」縛り。その原点の作品が本図だ。
続きを読む 詰将棋入門(147) オーロラ
詰将棋入門(107)で黒川一郎「松虫」を取りあげた。
この後、数多くの香剥がし作品が造られる。
香を剥がすとその香を間駒によって剥がし駒に交換できるのが作りやすい理由だろうか。
大塚播州は『漫陀楽』で次のように書いている。
四香はがしだが……中略……非常に多い。よほど特徴を出さないと、作品の存在意義がないようだ。
作品数が多いということは、それだけ魅力的な素材だということもできる。
いわば長編趣向における手筋物みたいなものだ。
そこで以前から一度全部並べてみたいと思っていたのだが、実際に60局ぐらいあるのでなかなか手をつけることができないでいた。
そこで、雑談の中の小連載として少しずつ並べていくことにした。
続きを読む 詰将棋雑談(52) 香剥総浚[其の壱]
飛角図式についてちょっと調べている。
(その理由は間もなく明らかに出来る予定)
飛角図式とは盤面が玉と飛角4枚の5枚という初形条件だ。
持駒はあってもなくてもよい。
飛角が4枚とも成っていれば龍馬図式。
飛角図式は成駒が混じっていてもOKで、全部生駒だったら純飛角図式というようだ。
また飛角図式は持駒があっても良い。
使用駒が大駒のみという条件ではない訳だ。
使用駒が大駒のみの飛角図式、すなわち持駒なしの飛角図式を正飛角図式というそうだ。
それならばこの2つの条件を両方とも満たすものは純正飛角図式といえるだろう。
検索してみたところ、90作が見つかった。
続きを読む 詰将棋雑談(49) 純正飛角図式
昨年の11月にこのエントリーのタイトルだけが下書きとして残っていた。
大抵は詰将棋入門を書いたときに、あぁこの話もしたい、そうだそれは詰将棋雑談の方に回そう、と考えてメモを残す。
しかし、この頃に思い当たるエントリーは見当たらない。
もしかすると「四桂追戻詰」からの連想かなぁ。
というわけで唐突だが、攻方が「24桂」という着手を4回行なう作品を幾つか紹介します。
続きを読む 詰将棋雑談(39) 24桂を4回