※この連載は風みどりが1題ずつ高木秀次作品集『千早城』(1993)を読んでいくものです。
第14番 詰パラ 1966.10改
持駒が多くて苦手なタイプのようだ。
そろそろ自力で解くのは諦めて柿木将棋で鑑賞する頃合いか。
いやいや、それでもまずは自分で考えてからでないと作品のポイントが分らない場合がある。
……と、取り組んでみたら案外あっさり解決した。
初見の方はぜひ挑戦を。
続きを読む 高木秀次『千早城』に登る(14)
※この連載は風みどりが1題ずつ高木秀次作品集『千早城』(1993)を読んでいくものです。
持駒が多くて苦手なタイプのようだ。
そろそろ自力で解くのは諦めて柿木将棋で鑑賞する頃合いか。
いやいや、それでもまずは自分で考えてからでないと作品のポイントが分らない場合がある。
……と、取り組んでみたら案外あっさり解決した。
初見の方はぜひ挑戦を。
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『三百人一局集』で畠山広吉が次のように書いている。
詰パラ50号記念の50局選に(だと思いますがはっきりしません)応募した作が「盗作?」「真実は本人のみぞ知る」などの評をいただき、余りにも偶然のことにショックも大きく、其の後は創作嫌悪症となり未投稿の作品6,70局も全部焼き捨てました。
70作といえば数十時間いやおそらく優に百時間以上をつぎ込んだはず。
そのような自作を焼き捨ててしまうなんて……読んでいるだけで心が痛む。
一体どんな解説だったのだろう?
この連載は余詰の検討に柿木将棋をツールとして使用していきます。購入方法・インストールの仕方は第1回。基本的な使い方は第2回を参照してください。
そろそろまたやりたくなってきました。夏といえば祭ですから。
三手詰祭の第3回を開催することにしました。
詰将棋を作る楽しみを知っていただく切掛になれば幸いです。
チョー入門課題
☗○○▲、☖同○、☗○○■まで3手詰
ただし初手に捨てる▲は小駒!
のタイプの3手詰を10局以上作ってください。
要は「飛角以外を捨てる3手詰」です。
続きを読む 詰将棋創作チョー入門(21) それでは特訓の始まりだ(3)
短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。
9手詰も片付いて、いよいよ11手詰です。
久しぶりに出自が明らかな子が登場です。
LPSAの『日めくり詰め将棋カレンダー』向けに作った図です。
苦手な右上\(4\times4\)に収めましたが手順は完全に既製品。
でも柳田さんが「この駒数で収まったならOK!」と収録されることになりましたとさ。
七色図式とは初形における(見えている)使用駒が飛角金銀桂香歩各1枚の作品のこと。いつも思うのだが玉はいつも無視されて可哀想である。玉だけは無色透明なのだろうか。
Judge:シナトラ(藤原俊雅)
12人の作家による21作品が集まった今回の作品展は、テーマ・表現の両面で非常に多様であり、水準も高かった。「変化を利用した一桁手数」は未開拓の部分が多く残る分野のため、はっきりとした評価基準は存在しない。その影響で選評が長く、初心者向けではないものになってしまったことを謝罪する(本来批評とは簡潔かつ明瞭なものだというのが私の考えだ)。なお、文中に何度も「本手順」という表現が登場するが、これは「作意」とは異なる意味だ。本手順+変化順=作意順(作者の意図した手順全体)と考えて読んでいただきたい。また、変同利用の作品に対して鑑賞の手助けとなるように「プロブレム的表記法」を用いることがある。これは作者の意図した変化を全て並列的に書くというもので、第1番にこれを適用すれば、49金、同銀成/同銀生、38飛/57角まで、という具合になる。
続きを読む 詰将棋つくってみた(93) 課題19:講評
課題19:変化を活用した詰将棋を作ってください。ただし手数は一桁でお願いします。
今回は8名の方から解答をいただきました。
ここのところ2桁は確保したいたのでちょっとさみしいです。
まだ解いていない方はこちらからどうぞ。
印刷用pdfつくりました⇒課題19.pdf