第7章 短篇前期(9手~11手詰)
短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。
9手詰も片付いて、いよいよ11手詰です。
風みどり 風みどりの玉手箱 ?.?
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短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。
9手詰も片付いて、いよいよ11手詰です。
詰将棋つくってみたの課題24が罠のある詰将棋ということで、ちょっと雑談をしよう。
まず誤解者が解答発表をみての反応には大きく二通りあると思われる。
作家は当然ながら上の反応をめざした創作をしなくてはならない。
下の反応は変別がらみででてくる誤解だ。これは避けられない場合もあるが……。
筆者は昔、誤解狙いで「変化曲詰」という創作を試みたことがある。
つまり一見曲詰なのだが、実は捨合をすると長くなり駒は余らないが曲詰にはならない。
想定される読者の反応は次のようなものだろう。
あれ?ここで間駒すると手数かかるみたいだけれど、まぁ曲詰が作意だよね。
(解答発表をみて)
なに?俺が誤解だって。
気を遣って曲詰になるように解答してやったのに、なんて仕打ちだ。
もうこの作者のアンチになってやる。
投稿は見合わせました。わざわざ評判を落としては作品を発表する意味がない。
Tweet課題24:罠のある詰将棋を作ってください。
無解者と誤解者は違います。
無解者は「解けなかった」ということですね。
誤解者は「解けた!」と思っていたけど結果発表をみたら「あ~れ~間違えていた」ということです。
無解者を生み出す難問を募集しているわけではありません。
誤解者を生み出すことを狙った作品を募集しています。
具体的には偽作意を持つ作品ということです。
続きを読む 詰将棋つくってみた(108) 課題24:罠のある詰将棋
Tweet課題23への投稿ありがとうございました。
今月は「逆算」の月ということで、ミニ煙という難しい課題でしたが13作が集まりました。
今月も解答者にとっては手頃な数だと思うのですが、テーマの関係から手数が長めの作品もあります。
そこで今回は全作品手数をヒントとして掲載させていただきました。
解けただけでも是非是非解答をお寄せください。
印刷用pdfつくりました⇒課題23.pdf
a4両面冊子印刷で持ち運びしやすいサイズになります。
続きを読む 詰将棋つくってみた(107) 課題23:解答募集
Tweet短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。
9手詰も片付いて、いよいよ11手詰です。
※この連載は風みどりが1題ずつ高木秀次作品集『千早城』(1993)を読んでいくものです。
本作、けっこう考えたのだけれど、筆者には解けなかった。
すると内容が「詰将棋入門」と変わらなくなってしまいそうだ。
困ったな……。
2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
一年て実に早いものですね。忙しい師走はやさ院で和んでください。
前回のやさ院は300手近い大作を出題してしまったが、今回は正真正銘の「やさしい」大学院。多数の解答を待っています。非手数順です。ご不審なきよう。
広瀬作はまさにコロンブスの卵。桂合がないことは初形を見れば明らかですね。
中出作は前半はちと考えさせられますが、後半は爽快なドライブが楽しめます。
佐藤作は歩図式で手数も一番短いが、合駒の綾もあり、ちと手応えあり。しかし作意は明確なので慣れた人には簡単なはず。
続きを読む 長編詰将棋の世界(24) やけくそ中合と馬鋸