–宿題の解答–
久留島喜内 『将棋妙案』第2番
13飛の手筋一発。
同玉は13角。同香・同桂は金打まで。
41角に同玉は43飛成で一間龍に持駒金だから簡単。
42玉とぎりぎり躱して詰まなそうだが32金から左辺に追って歩1枚で詰むのが驚きだ。
収束は最長手順にはなっていない。持駒を使い果たす順が選ばれている。
これが妙手説。
現代風の本手順選定ならば73龍には91玉と逃げて93龍、92金以下の23手詰となるだろう。
「大駒2枚と手駒に歩1枚で左に追って詰む」ということでもう創作の狙いは果たしたということなのだろう。