「詰将棋入門」タグアーカイブ

詰将棋入門(125) 飛車発生+の伏線

山田修司『夢の華』第38番 近代将棋1963.11

天才少年として名を馳せた山田修司が詰棋界から足を遠のけて早6年、結婚し落ち着いた30歳前後、再び詰棋界に復活したその復帰第1作。塚田賞を受賞した。

並べてみると意外なほど変化は深くない。初めて見るという方は幸運だ。是非挑戦を。
続きを読む 詰将棋入門(125) 飛車発生+の伏線

詰将棋入門(119) 軽趣向

柏川悦夫『駒と人生』第74番 詰パラ 1959.12改

もう柏川悦夫の作品は全部紹介したいくらい好きなものが多いのだが、それをやっては著作権侵害になるだろう。(わからないが)
そこで好きで好きで仕方ない作品だけを紹介することになるのだが、(入門者ではない)読者の中には「なんでこの作品を紹介せんのだ。鑑賞力がおかしいんとちゃうか?」と憤慨している方も少なからずいらっしゃるに違いない。
そういう場合はサイドバーで原稿募集中と宣伝しているが[A]忘れ得ぬ詰将棋のカテゴリーで、“なぜこの詰将棋が素晴らしいのか”を言語化した上で、投稿してください。お待ちしています。
続きを読む 詰将棋入門(119) 軽趣向

詰将棋入門(118) 元祖「森田手筋」

森田正司『春霞』第27番 詰パラ 1959.9

森田手筋のモリタとは森田正司の名前からとっているのである。
巨椋鴻之介をして次の評を書かせた傑作。

巨椋鴻之介 この筋は小生も考えていたのですが、先を越されました。仕方がないので小生は角でやることにします。

続きを読む 詰将棋入門(118) 元祖「森田手筋」