水上仁 将棋ジャーナル1988.12
現:詰将棋パラダイスCEOの作品。軽い合駒読みの問題。15手詰。
Tweet※この連載は風みどりが1題ずつ高木秀次作品集『千早城』(1993)を読んでいくものです。
20手台に突入。そろそろ柿木将棋にお世話になるかなと思っていたが、本作は一直線に解けた。
Tweet2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
3月号で聴講生募集をしたら、少しずつ反応が増えてきて嬉しい。
当初は作者に全短評と同時に聴講生の声もつけて送るつもりだった。でも、それだけではもったいない気がしてきた。しかし院の結果稿に割り当てられた四頁では今でも狭くて四苦八苦している現状。そこで、かつて短大の石黒さんがやっていたようにウェブ上で公開することを検討している。まだ編集部の了解を得ていないのですが、自分の短評はウェブ公開してもらっては困るという方はその旨書き添えてください。
前期の締めはベテラン二人の競演。摩利作は手の付け方が閃けば軽快に手が進みます。添川作。前号の同氏作より手数は長いが易しいです。
こう書いてから10年……あっという間にたってしまいました。編集部の了解は得ています。
続きを読む 長編詰将棋の世界(9) \(岡田秋葭\times2\)
Tweet小林敏樹さんから「こんな例題があるよ」と教えていただいた図。北原義治作、5手詰です。2手目の分岐で金銀の打順が変わる!
やはり6月末が修正図や推敲図の投稿締切になっています。
また、特に「不掲載を希望する」という意思表示がない場合は、掲載に同意いただいたものと判断させていただきます。
6月末締切が多いので自分へのメモもかねて……
まだ他にもありそうです。6月って忙しいんですね。
Tweetこの連載は余詰の検討に柿木将棋をツールとして使用していきます。購入方法・インストールの仕方は第1回。基本的な使い方は第2回を参照してください。
本日は、今日はネットで見つけた次の詰将棋を鑑賞してみようと考えたたけれど、難しくて解けない場合でした。
図面の拾い方はチョー入門(4)柿木を使って作品鑑賞に詳しく書いてありますので参考にしてください。図面が画像の場合は、もちろん^Eで自分で同じ配置に並べます。
今日は桑原君仲の玉図から第5番に挑戦してみましょう。
続きを読む 詰将棋創作チョー入門(19) 柿木を使って作品鑑賞(3)
短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。
9手詰も片付いて、いよいよ11手詰です。
いつかどこかで書いておこうと思っていたのですが、「いつか」は永遠に訪れることなく早くも課題18の結果発表が終わりました。書いておきたかったのはJudgeの方が時折示してくれる参考図についてです。
TweetJudge:馬屋原剛
32作という数には驚きましたが、楽しみながら全問解きました(数問誤解しました)。打歩打開のテーマを突き詰めた作品は少なかったものの、個性溢れる作品が多かったです。
創作初心者には少し難しいかもしれませんが、手の持つ「意味付け」に気を配るとより良くなる作品がいくつかありました。例えば、捨て駒一つとっても、単に玉を移動させるものと、取り歩駒を呼んでくるものでは、妙味が違ってきます。注意点としては、一つの着手に複数の意味付けを持たせないようにしてください。指将棋では、複数の意味がある手は「味がよい」と言われますが、詰将棋では真逆で、その手が非効率であればあるほど不利感が生まれ好手となりやすいです。また、複数の意味付けがあると本当に伝えたいテーマが伝わりづらくなってきます。ここら辺の感覚がわかってくると創作より楽しくなってくると思います。
正解 ▲66銀 △同と ▲65金 △同と ▲64馬 △同と
▲54金 △同と ▲44銀右不成△同と▲33桂成△35と
▲45金 △同と ▲56歩 △同と ▲95飛まで17手詰
打歩打開という感じはしないが、「課題についてのコンクールという趣旨ではなく、あくまで詰将棋として一番好きな作品を選んでください。」というオーダーだったので本作を優秀作とする。
と金がすばしっこく駆け巡るさまは文句なしに面白い。翻弄作品は数あれど本作のように邪魔駒をバンバン捨てていく手順は相当珍しいのではないか。作者の発想の豊かさにはいつも感心させられる。駒取りもなく、95飛の1手で終わるのもよい。見事に心を掴まれてしまった。
続きを読む 詰将棋つくってみた(88) 課題18:結果発表(講評)
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