長谷繁蔵 詰パラ1960.11
前回長谷繁蔵の純正飛角図式の名作を紹介した。流れとして姉妹作である本作も紹介する必要がある。こちらは名作というほどではないが、傑作といって間違いはない。美しい初形、そしてなにより易しいのが良い。19手詰だが、初心の方でも粘れば解けるはずだ。
Tweet長谷繁蔵の名作。長谷氏は昨年末に亡くなられたそうで詰パラ2月号の名局ライブラリで紹介されたばかりだ。
『凌雲』『詰将棋探検隊』『四百人一局集』にも掲載されている有名作品。でも「入門」だから有名作品こそ紹介しなければならぬ。「入門」流に図面を多数使用して詳細に解説することも意味あることだろう。このブログの読者は詰パラといえばスマホ詰パラと思っていらっしゃる方もいるはずであるし。
本作は森田手筋ではないが、森田正司1959や北川邦男1960に影響を受けていた可能性は高いと思う。しかし本作の面白さはまたちょっと違ったところにある。
続きを読む 詰将棋入門(205) 紛れで不成とするための合駒
Tweet今日のタイトルは解答選手権などで「歩が1枚足りないな」と思ったときは、線駒をもう1路遠くから打つことによって中合を稼ぐことができないか調べてみると良い……という意味の格言だ。
続きを読む 詰将棋入門(203) 歩の入手は中合で
今回のタイトルはネタバレではない。
なぜなら出題時も誰もが「これは煙か!?」という期待を持って解図に取りかかったはずだからである。
続きを読む 詰将棋入門(199) 市松煙
盤面わずか4枚。持駒も歩18枚。
これで本当に詰将棋になっているのという作品。
※一度紹介した図だけれど詰将棋入門ではまだ扱っていないはず
続きを読む 詰将棋入門(198) 盤面4枚の馬鋸