2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
選題の言葉(2011.2)
在庫の中で最も多いのが馬鋸作品だ。
馬鋸は仕掛けが比較的簡単でバリエーションも多いということがその理由だろう。アレンジしやすいのだ。
解答者の人気も高い。無駄合について甘く理解されるのも、馬の雄大な動きが人気だからと理解している。
しかし馬鋸作品もすでに数が非常に多い。誰もがこれは新鮮だと目を見張る作品を創るのは厳しくなってきた。
今月はそんな閉塞的な状況を打開すべく期待の若手二人が立ち上がる。新鮮味を求めるアプローチの方向がまったく違う所が見物だ。
いずれも作者の工夫が解れば収束は平易であるので、多数の解答を期待しています。