昨日の門脇さんの「手順の解説が少ない」で思い出した話をもう一つ。
詰将棋入門(212)で小西逸生の「46角」という作品を紹介した。
小西逸生『紅玉』第55番 近将1958.9
46角、22玉、11銀、21玉、31角成、12玉、13角成、11玉、
22馬左、同金、23桂、同金、12歩、21玉、31歩成まで
15手詰
この作品についての『紅玉』に収められている解説が面白かったので紹介する。
そんなに長くないので全文引用してしまおう。
続きを読む 『紅玉』の解説から
昨日の門脇さんの「手順の解説が少ない」で思い出した話をもう一つ。
詰将棋入門(212)で小西逸生の「46角」という作品を紹介した。
46角、22玉、11銀、21玉、31角成、12玉、13角成、11玉、
22馬左、同金、23桂、同金、12歩、21玉、31歩成まで
15手詰
この作品についての『紅玉』に収められている解説が面白かったので紹介する。
そんなに長くないので全文引用してしまおう。
続きを読む 『紅玉』の解説から
詰パラ1988.12の門脇芳雄「辛口詰棋時評」に詰将棋の解説について書かれている。
続きを読む 門脇芳雄「辛口詰棋時評」より
短編前期–詰パラでの分類だと「中学校」にあたる作品である。
9手詰も片付いて、いよいよ11手詰です。
これも前回の作品と一緒に読売西部版にだしたのだと思う。
駒取り2回で冴えない。
生の飛車と歩だけのサッパリした初形。
持駒も粘り気無し!
前回と似たタイトル。今回の方が易しい。
続きを読む 詰将棋入門(213) 清貧図式でもう一マス遠くから
Tweet2010.1から3年半続けた詰パラ大学院での解説の再録です。
「最長手数記録ですか」という言葉をよく見かける。その作品の狙いと長手数であることが密接な関係ならばわかる。が、どうもそうとは限らない。
手数が長い方が高級な詰将棋。そう思い込んでいるのは、どうも初心者だけではないようだ。
このような風潮が続くと。そのうち「双方不成の長手数記録作です」なんて投稿でも来るのではないかと心配だ。
計測可能な「量」にばかり目がいくと、「質」を語る言葉が痩せ衰えてしまわないか。
今月の2作は長手数記録作ではありません(たぶん)。でも絶対に面白い。解かないと、ソンです。
後期は期待の若手二人で華やかに幕開けすることができて最高に幸せ。
棋譜ファイル
続きを読む 長編詰将棋の世界(14) 府中を4周半
課題21:11香・21桂が配置された詰将棋を作ってください。
前回は「逆算」という創作技術を要する課題でしたが、今回は形から作り始める「正算」を想定した課題です。(逆算で作っても勿論問題ありません)
よく「実戦型」ということがありますが、これは定義が存在しない曖昧な用語です。今回は「桂香図式」としました。
桂が13,あるいは33に移動した形、または香が12あるいは13に移動した形を準桂香図式といいます。
準桂香図式でもOKとします。
課題20への投稿ありがとうございました。
逆算という技術を必要とする課題で、初めての方は苦労されたことと思います。
今回も新しい方が登場してくれました。うれしいです。
解答で応援よろしくお願いします。
1作、100手を超える作品があります。解答するのが大変なのでこの作品だけ解答方法を変えます。下の要項をお読みください。
手数順に並べていますが、決して易しい順ではありません。(14番はさすがに難しいですが……)
解けたものだけでも解答よろしくお願いします。
印刷用pdfつくりました⇒課題20.pdf
Tweet『Limit 7』は400局を4人で分担して解説を書いた。
1人で100局だ。
これはやってみるとわかるが、かなりの重労働である。
続きを読む 近況など雑多に(7)
田島享央己—ズバッと言うと芸は90%才能です。達者な人は最初から上手い。下手な人はどうやったって下手です。しかし、「魅力」は稽古で鍛えられ、それで上手な人を容易に打ち負かすことが出来るのです。これが正解の無い芸の世界の醍醐味です。
続きを読む 詰将棋雑談(81) 名言集(3)