「詰将棋雑談」タグアーカイブ

詰将棋雑談(10) 「幻影」と「看寿頌」の同時発表

ちょっと長いのだが巨椋鴻之介「禁じられた遊び」から引用する。
「看寿頌」の解説からである。

まず私の作は、遅くも昭和33年のうちにほぼ今の形に達していたのだが、図巧1番の影響が濃厚すぎる(だから後年「看寿頌」などとフザケた名をつけた)のと後半急に力が抜けたようになる点が気に入らず、そのまま眠り続けていたものである。
二十年後の昭和52年、私は森田正司氏のガリ版誌「詰研会報」で参考図(略「幻影」)を見て驚いた。……(中略)……この基本構造は、飛打が上からか手前からといった差異を越えて、拙作(註「看寿頌」)のものと同一である。 続きを読む 詰将棋雑談(10) 「幻影」と「看寿頌」の同時発表

詰将棋雑談(4) 例の3手詰

詰将棋入門(16)のタイトルを「例の3手詰」としたが、詰将棋ファンおよびマニアの方々にとって、「例の3手詰」といったらこちらかもしれない。

行き詰まり 「新たなる殺意」 詰パラ1989.3

3手詰である。初見の方は解いてみられんことを。
初めての出会いは二度とはないものですから。
続きを読む 詰将棋雑談(4) 例の3手詰