田島享央己—ズバッと言うと芸は90%才能です。達者な人は最初から上手い。下手な人はどうやったって下手です。しかし、「魅力」は稽古で鍛えられ、それで上手な人を容易に打ち負かすことが出来るのです。これが正解の無い芸の世界の醍醐味です。
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「詰将棋雑談」タグアーカイブ
詰将棋雑談(80) 香剥総浚[其の十二]
[其11]で「1986年は4作発表される。」と書いたが間違いだった。
詰棋めいと発表の伊藤正作が抜けていた。お詫びします。
(オイラの調査でも大塚播州『漫陀楽』のリストにもなかった、不思議だ)
詰将棋雑談(79) 二枚詰と清涼詰
昨日のエントリーで清涼詰という用語を用いた。
詰上り攻方駒2枚という趣向の作品のことだ。
このブログで用いている趣向詰の用語は詰将棋研究会『趣向詰将棋名作選』(1980)所載の森田銀杏「趣向詰将棋の分類」に寄っている。(森田銀杏とは森田正司氏の雅号)
「趣向詰将棋の分類」には詰上り攻方駒2枚の趣向は二枚詰とされている。
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詰将棋雑談(78) 飛角図式+趣向
橋本哲氏の飛角図式の傑作が修正されたと思われたが残念ながら余詰だった話は飛角図式の傑作が生還に書いた。飛角図式+龍鋸の夢は潰えたが、飛角図式+○○には他にどのような作品があるか復習しよう。
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詰将棋雑談(77) 香剥総浚[其の十一]
1986年は4作発表される。
詰将棋雑談(76) 14桂のルーツを求めて
詰将棋入門(200)で22玉に対し、広く利かせる34桂ではなく端に打つ14桂という渋い好手が登場した。
この14桂を活かした名作といえば34桂と14桂を打換える手順を繰り返す北千里作(中編名作選II 第11番)がある。
そして北千里作にトリビュートした新ヶ江幸弘作(中編名作選II 第32番)だろう。新ヶ江作は角を手に持っていない所が新しい。
2作ともまだこのブログで紹介していないような気もするが、今夜はちと方向性を変えて、この14桂から32角という手順を最初に使ったのは誰かということを探してみた。
詰将棋雑談(75) 修正図の発表年月について
小川悦勇『雨滴』を読んでいたらこんな記述があった。
でも、この作品傑作なので、もし初見の方がいらしたら解いてから続きを読んだ方が良い。
小川悦勇『雨滴』第10番 詰パラ 1955.8改
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詰将棋雑談(74) 香剥総浚[其の拾]
1985年は2作発表される。
詰将棋雑談(73) 香剥総浚[其の九]
1984年は3作発表される。
詰将棋雑談(72) 歩成らせ–無双91番の系譜
詰将棋入門(186)で「無双91番」を取り上げた。
一番弱い駒である歩を、攻方の駒2枚を犠牲にしてわざわざと金にしてしまうというのだから面白い。
面白い作品は後生の作家の創作意欲を刺激する。
それが「模倣」といわれるか「発展」といわれるか、それは鑑賞者次第。
作家は作りたくなってしまうのである。
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