「詰将棋雑談」タグアーカイブ

詰将棋雑談(96) 香剥総浚[其の二十一]

2011年は3作発表されている。
私自身が担当している「やさしい大学院」での発表だ。
並行して連載している「長編詰将棋の世界」にもうすぐ登場する作品。
なので3作をさらっと並べるだけで終わらせる。

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詰将棋雑談(94) 名言集(5)

鶴田諸兄 精進を期待する。(詰パラの解説で多用)

上田吉一 詰将棋を作っているとき、最初は盤面に駒が沈んでいる。(中略)しばらく作っていくと、少しずつ駒が盤面から離れていくことがある。(中略)巧くいけば配置した全部の駒が浮き上がってくるように見える。実はこのように見えたときが、創作を打ち切るチャンスなのである。(『極光21』)
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詰将棋雑談(91) 精妙21番

特典小冊子で次のような作品を並べていた。

六峯昇歩 風ぐるま1954.2

清水孝晏 将棋世界1994.4

谷秀男 詰パラ2001.8

いずれも同一手順といってよい5手詰だ。他にもこの筋の作品は数多く存在する。
そこへミーナさんが「この筋の元祖は精妙第21番だと思う」と教えてくれた。

(2023.8.28追記 T-Baseからの検索で当初「谷秀夫」としていましたが、パラを確認して「谷秀男」に修正しました。谷さん御免なさい。)

伊藤宗印 『将棋精妙』第21番

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詰将棋雑談(67) 離れていく馬

詰将棋入門(169)の無双26番を7手詰にしたのがいっこの積木(45)だ。

風みどり 日めくり詰め将棋カレンダー2010.8.7

自作の宣伝はともかく、この玉と馬が離れていくというアイデアを後生の作家たちはどのように実現したか。
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